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「Woman NEO」第6期Vol.1
- シリーズ記事 2024.05.28
- #ジェイリース株式会社#ワタキューセイモア株式会社 九州支店 大分営業所#女性の健康#大分県内企業の取り組み#大分
大分で働く女性たちを応援する「Woman NEO」は第6期を迎えました。新年度に入って約2カ月がたち、仕事や環境の変化で体調が気になる人も多いはず。働く女性の健康の悩みに寄り添ってきた産業保健師の西田輝美さん(大分市)に、職場の現状や健康維持に役立つ習慣などを聞きました。
(プロフィル)
西田輝美さん(にしだ・てるみ)
大分・ヘルスケアサポート代表取締役。県内の企業と契約し、健康管理体制づくりのサポートなど産業保健サービスを提供している。看護師や保健師、助産師、健康経営エキスパートアドバイザーなどの資格を持つ。大分市在住。
働く女性の健康
病院で看護師や助産師として勤務していたときに、病気を未然に防いで、心身ともに病気になりにくい体づくりへの対策をする予防医学の重要性を感じた経験から、企業専属の産業保健師として、従業員の心身の健康の維持増進を図る業務に携わるようになりました。その中で、体調に不安を抱えたまま働いていたり、専門医によるメンタルケアが必要だったりするケースに出合いました。健康の悩みの解決が、生き生きと働ける職場づくりにつながると痛感しました。
職場では女性の割合が増え、PMS(月経前症候群)や月経困難症といった女性特有の症状に悩む人も少なくありません。また、閉経期にはホルモンの変化によって起こる更年期障害として、ほてりやのぼせ、大量の汗が出る「ホットフラッシュ」などの体の不調だけでなく、普段できていた日常生活ができなくなる、気分の浮き沈みが激しくなるなどの「更年期うつ」といったメンタル症状もあります。
働く上では、事故を起こさないことが一番大事。体調が芳しくないときは薬を飲む、休むという判断も必要です。それでも、2020年度に全国の働く女性で生理休暇を請求したのは0・9%(厚生労働省調査)という統計があるくらい、取得には「恥ずかしい」という意識の壁があると思います。「生理痛が重く、業務に差し障るほどの体調不良でも、男性上司にはなかなか言い出せない」という相談に対しては、男性上司と悩みを共有してコミュニケーションを取るよう薦めました。相談者は、安心できたことで働きやすくなったそうです。
コンプライアンスやハラスメントなどを学ぶ管理職研修の中で、産・育休や生理休暇、不妊治療などの相談体制作り、理解促進について考える機会を設けるのはどうでしょうか。「女性の体は子どもを生むための仕組みがあり、いつも通りに働けないときがある」という思いやりの意識が広がって、より働きやすい職場づくりが進めばいいなと思います。
【健康維持のポイント】
●体重と血圧を測る習慣を付けよう
食事量は代謝や肥満度、ストレスでも指針になります。体重と血圧を決まった時間に決まった条件で測りましょう。平均血圧が分かるようになると、日常の健康レベルのバロメーターになります。
●睡眠サイクルに気を付けよう
特に理由も無いのに何度も目が覚める、よく眠れないといったことが続くと、血圧が上がってきます。メンタルバランスが影響していることもあるので、気になることがあれば専門医を受診しましょう。
●定期健康診断結果の確認をしよう
生活習慣病の指針となる血圧・脂質・血糖値の数値の変化を注視しましょう。また健診時に骨粗しょう症の早期発見のために骨密度を測ってみてください。
※本文が長くなったため、囲みは一つにしましたが、足りなければ以下の更年期障害についての囲みを入れて下さい。
▼更年期障害とは・・・
卵巣の活動性が次第に消失し、ついに月経が永久に停止した状態を「閉経」という。月経が来ない状態が12か月以上続いた時に、1年前を振り返って閉経としている。日本人の平均閉経年齢は約50歳だが、個人差が大きく、早い人では40代前半、遅い人では50代後半に閉経を迎える。
閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間を「更年期」という。更年期に現れるさまざまな症状の中で他の病気に伴わないものを「更年期症状」、その中でも症状が重く日常生活に支障を来す状態を「更年期障害」という。
更年期障害は、女性ホルモン(エストロゲン)が大きくゆらぎながら低下していくことが主な原因になっている。その上に加齢などの身体的因子、成育歴や性格などの心理的因子、職場や家庭における人間関係などの社会的因子が複合的に関与することで発症すると考えられている。
出典:日本産科婦人科学会ホームページ
職場では女性の割合が増え、PMS(月経前症候群)や月経困難症といった女性特有の症状に悩む人も少なくありません。また、閉経期にはホルモンの変化によって起こる更年期障害として、ほてりやのぼせ、大量の汗が出る「ホットフラッシュ」などの体の不調だけでなく、普段できていた日常生活ができなくなる、気分の浮き沈みが激しくなるなどの「更年期うつ」といったメンタル症状もあります。
働く上では、事故を起こさないことが一番大事。体調が芳しくないときは薬を飲む、休むという判断も必要です。それでも、2020年度に全国の働く女性で生理休暇を請求したのは0・9%(厚生労働省調査)という統計があるくらい、取得には「恥ずかしい」という意識の壁があると思います。「生理痛が重く、業務に差し障るほどの体調不良でも、男性上司にはなかなか言い出せない」という相談に対しては、男性上司と悩みを共有してコミュニケーションを取るよう薦めました。相談者は、安心できたことで働きやすくなったそうです。
コンプライアンスやハラスメントなどを学ぶ管理職研修の中で、産・育休や生理休暇、不妊治療などの相談体制作り、理解促進について考える機会を設けるのはどうでしょうか。「女性の体は子どもを生むための仕組みがあり、いつも通りに働けないときがある」という思いやりの意識が広がって、より働きやすい職場づくりが進めばいいなと思います。
【健康維持のポイント】
●体重と血圧を測る習慣を付けよう
食事量は代謝や肥満度、ストレスでも指針になります。体重と血圧を決まった時間に決まった条件で測りましょう。平均血圧が分かるようになると、日常の健康レベルのバロメーターになります。
●睡眠サイクルに気を付けよう
特に理由も無いのに何度も目が覚める、よく眠れないといったことが続くと、血圧が上がってきます。メンタルバランスが影響していることもあるので、気になることがあれば専門医を受診しましょう。
●定期健康診断結果の確認をしよう
生活習慣病の指針となる血圧・脂質・血糖値の数値の変化を注視しましょう。また健診時に骨粗しょう症の早期発見のために骨密度を測ってみてください。
※本文が長くなったため、囲みは一つにしましたが、足りなければ以下の更年期障害についての囲みを入れて下さい。
▼更年期障害とは・・・
卵巣の活動性が次第に消失し、ついに月経が永久に停止した状態を「閉経」という。月経が来ない状態が12か月以上続いた時に、1年前を振り返って閉経としている。日本人の平均閉経年齢は約50歳だが、個人差が大きく、早い人では40代前半、遅い人では50代後半に閉経を迎える。
閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間を「更年期」という。更年期に現れるさまざまな症状の中で他の病気に伴わないものを「更年期症状」、その中でも症状が重く日常生活に支障を来す状態を「更年期障害」という。
更年期障害は、女性ホルモン(エストロゲン)が大きくゆらぎながら低下していくことが主な原因になっている。その上に加齢などの身体的因子、成育歴や性格などの心理的因子、職場や家庭における人間関係などの社会的因子が複合的に関与することで発症すると考えられている。
出典:日本産科婦人科学会ホームページ
ジェイリース株式会社
今春、管理職に昇進
働く女性の羅針盤に
保証関連業のジェイリースで今春、審査部西日本審査課の担当課長に昇進した清嶋三佳さん。管理職として、持ち前のコミュニケーション力で課内をまとめ、主力の家賃債務保証で要となる与信審査をいち早く行えるように力を注いでいる。
2007年に入社し、審査部一筋で歩いてきた。不動産会社を通して契約した個人や事業所の顧客について、日本信用情報機構(JICC)を活用して審査している。「結果を知らせるスピードが求められており、いかにクリアしていくかが大切」と表情を引き締める。
5歳男児の母でもある。審査部で初めて産休、育休を取得した。現在は会社が提携している保育園に子どもを預けて、仕事と育児を両立させている。社内には子どもが小学3年生になるまで時短勤務ができる制度や、未就学児の誕生日に合わせた特別休暇などがある。「結婚や出産を考える年代の女性が多くいる。私を見て、少しでも希望を持ってもらえるような人材でありたい」と笑顔を見せた。
℡ 097-534-2277
大分市都町1丁目3番19号 大分中央ビル7階
https://www.j-lease.jp
ワタキューセイモア株式会社 九州支店 大分営業所
独自制度を活用して
仕事と子育てを両立
京都に本社を構え、病院やホテルの寝具、ユニホームなどのリネン類を洗濯、消毒、補修のサービス付きで貸し出すリース事業を全国展開している。大分営業所には約500人の従業員が在籍する。
2015年入社の増野梨菜さんは、同営業所管理部で白衣のリース品を管理する事務を担当している。入社後2回、産休・育休を取得し、現在、6歳と4歳の息子を育てながら働く。多忙な日々だが、「人の役に立てる仕事でやりがいは大きい」という。
同社は子育て世帯向けの支援が充実。産後1年間、毎月1回、紙おむつとお尻ふきを支給する制度や、子どもの小学校卒業まで時短勤務を選択できる制度などがある。「プライベートも大切にしながら働ける。子育て経験者も多く、気軽に相談できる」と増野さん。
階層別の研修や、スキルに応じて選べる公募型研修の開催などにも力を入れる同社。増野さんは「子育てが落ち着いたら、さまざまな経験を積み、自分なりのペースでキャリアアップしたい」と話している。
℡ 097-540-7810
由布市挾間町三船231
https://www.watakyu.co.jp/