2018.04.01
はじめまして。ライターの安達博子と申します。「ママのままプロジェクト」では、大分に住むママたちを紹介する「ママスタイル」のライティングを主に担当させてもらっています。アラフィフに差し掛かる熟した年頃ごろなので、私自身これまでいろんな経験をしてきました。昼夜問わず働いた出版社での仕事、結婚、不妊治療、奇跡の妊娠、36歳での出産、母の死…。中でも最愛の母との別れは、人生観を大きく変えました。「生きているのは奇跡だから、毎日をちゃんと送ろう」と、当たり前の日々に感謝するようになりました。現在、小学校6年生のひとり娘は反抗期の最中ですが(涙)、元気に学校に行く姿を見て、平穏が何よりの幸せだと感じています。
今回「ママのまま」サイトオープンに向け、大分に住む多くのママにインタビューさせてもらいました。十人十色、それぞれにドラマがあり、時には涙することもありました。出会ったママたちに共通して言えることは、皆さんとても「謙虚」で「笑顔が素敵」であるということ。2時間越えの取材はざらで、録音を聞き直して原稿を起こす作業はかなり大変でしたが、彼女たちの人生にどっぷり浸かりながら原稿を書いていると、まるで違う人生を歩んでいるかのようでした。特に感情移入しやすいタイプなので、泣きながら原稿を書いたこともあります。ママたちの人生を文字にする作業はとてつもないプレッシャーです。私のつたない言葉では語り足りないけれど、もし1人でも共感してくれたら、「私も明日から頑張ろう!」と思ってくれたら、ライター冥利につきます。
楽しいことばかりじゃなく、身を引き裂かれるほどの辛い経験も、悲しかったことも、たくさんの経験をして学んで乗り越えて、その人の人生が実っていくんだと思います。仕事柄、これまで多くの人に出会い、取材をさせてもらいました。そこで感じるのは、立派な人や人格者であればあるほど、謙虚さと大らかさを兼ね備えているということ。まさに「実るほど頭を垂れる稲穂かな」です。それに加え、女性ならではのしなやかさとたくましさを持ち合わせているから最強なのです。そんな素敵なママ達が大分に、そしてあなたのすぐ隣にいるということを知ってほしいのです。いや、あなた自身もきっと素敵なママに違いない! もしかしたら、いつかあなたの取材に伺うかもしれませんので、その時はどうぞ、涙もろいライターにたくさんの話を聞かせてくださいね。
ライター・安達 博子
地元の出版社で16年間、編集者・ライターとしての経験を積む。35歳で出産を機に退職。その後、現在までフリーライターとして活動。不妊治療を経て、奇跡的に子どもに恵まれる。3人家族で、現在は反抗期真っ只中の小学校6年生の1人娘と戦いの日々を送る。