女性が多い職場とあって、キレイに整頓されたオフィスですね!
スタッフみんなでサポートし合いながら、仕事と育児を両立させています。
こちらがアドヴァイスさんで発刊している「遊べっぷ」「エールスポーツ大分」「ワイヤーママおおいた」の3冊。
明るい雰囲気でミーティング。自由に意見を出しながらみんなで特集の企画をまとめていきます。
営業や制作、経理まで、さまざまな仕事をママスタッフが担っているんですよ。
午後からは河野さんに同行して生花店Alouette(アルエット)さんの取材へ。
取材ではお店のことや商品のことを、詳しく聞いていきます。
オフィスに戻ってからはアポの電話や原稿制作を。もうこんな時間!あっという間に終業時間です。
ママのための育児情報誌「ワイヤーママおおいた」、エリアスポーツ応援マガジン「エールスポーツ大分」、別府湯けむり散策ガイド「遊べっぷ」などを発行する「株式会社アドヴァイス」。第一線で働くママスタッフ3人に、それぞれの仕事の内容や、やりがい、入社したきっかけなどを詳しく伺いました。
―普段はどんな業務を担当していますか?
私は、誌面に掲載する広告の営業で、日々さまざまなお店や事業所を伺っています。また、広告を掲載していただくお客様のところに記事の打ち合わせに行ったり、取材に行ったりもしますね。実際に誌面の原稿を書く作業もしているんですよ。
―毎月の特集企画はどのようにして生まれるんですか?
住宅会社さんとかディーラーさんとかに向けた特集や、子どもの病気やイベント情報などのママが嬉しい特集と、事業者さまに喜んでもらえるような特集を毎月2本立てで展開しています。基本的には、12〜1月にかけて、来年度1年間分の企画を考えるんですけれど、その時期の流行などによって変わることも多いですね。
―女性スタッフが多いとのことですが、雰囲気の良い職場を作る秘訣はありますか?
積極的にコミュニケーションを取るようにしています。仕事の合間に雑談を挟みつつ、うまく報告・連絡・相談ができているのかと。仕事自体は個人プレーが多いのですが、よくまとまった良いチームだと感じます。
―女性であること、ママであることが、営業のアプローチに生かされていると感じる部分はありますか。また、どんなときに仕事が楽しいと感じますか?
すごくあります。ママである自分が実際に知りたい情報を持っている会社さんを訪問しています。読者と作り手が離れることなく、常に読者の目線で誌面づくりができています。クライアントさんが広告出稿してくれたときが一番うれしいですね。また、イベントなどで読者の方から「こういう特集が良かった・楽しかった」と声をかけていただくことも多く、それもやりがいにつながっています。
―担当している業務を教えてください。
私は主に特集の取材をメインに、ハイハイグランプリなどのイベントの運営も担当しています。ママたちって、「子どもと一緒に外で遊びたい」という思いはあるけど、なかなかきっかけがない人も多いんです。だからそういうママを後押しするような企画を常に考えています。
―入社したきっかけは何ですか?
もともと、携帯電話の会社で販売を担当していたんですが、産休に入って復帰するときに、違う部署に異動になってしまって。どうしてもその部署が合わずに辞めてしまいました。その会社でイベント関係を担当していたので、イベントの仕事をやってみたいと思い、入社しました。イベントを通して子どもたちにも触れ合うことができるので、すごく楽しいですし、充実した毎日を送っています。
―どんな仕事にやりがいを感じますか?
私は取材、撮影に行くことが多く、先日7月号の制作では、竹田市まで水遊び、河川敷の取材に行きました。実際に行ってみるととても面白くて楽しいし、「こんな所があったんだ」という新たな発見もあります。そういう情報をたくさんのママたちにも教えてあげたいと思いますね。
―入社したきっかけを教えてください。
私は、1人目を出産する際に前の会社を退職しました。しかし、2人目の出産を機に仕事復帰したいと思い始め、2人同時に保育園に入れるにあたって仕事探しをスタート。子どもルームに毎日のように通っていたので、そこで募集記事を見かけて応募しました。もともと事務の経験があったので、こちらでも事務・経理を担当しています。
―職場復帰した最初の1年間を振り返ってみるといかがですか?
保育園に入ったばかりだったので、毎月のように病気をもらって早退ばかりしていましたね。上の子が熱を出して治ったと思いきや、今度は下の子が…、の繰り返し。子どもたちもなかなか慣れないし、私自身も仕事に慣れず、1年間はけっこう大変だったかもしれません。でも、職場によっては嫌な顔をされることもあるかもしれないけれど、うちはママスタッフも多く、「気にせず行っておいで」と言ってくれるので働きやすいですね。
―仕事のやりがいを教えてください。
私は事務・経理なので、毎月みんなの広告とか売り上げをチェックしながら、「新しいクライアント様が出稿してくれた」と皆と一緒に喜んでいます。そのほか、イベントの話にも楽しく参加させてもらっていますね。これからもみんなの困っていることや些細なことでも、縁の下の力持ちのような気持ちでサポートしていきたいと思っています。
秋吉優子さん/営業 課長
入社5年目・子ども2人(5歳・1歳)
―リーダーとして、ママとして、職場環境についてどう思いますか?
私も含め、スタッフにはママが多く、逆に独身者がほとんどいません。普通の企業の場合、新しく入ったスタッフが帰りづらかったり、ダラダラ残業してしまったりすることも多いですよね。でも、ママの場合は「お迎えに行かなきゃ!」ってスパッと帰らないといけない。だから定時で退社しづらいということもありません。その分、効率良く仕事を進められます。また、少人数にもかかわらず、育休も率先して取ることができるので、女性が働く環境としては恵まれています。さらにお客さまも、私たちが仕事と子育てを両立していることを理解していただいている部分もあるので、無理難題を言われることはほとんどありません。
―「こういう人が向いている!」といった人材像はありますか。
営業や取材でたくさんの人と接する機会も多いので、やはり「明るい人」ですね。編集や企画は、決して楽な仕事ではないと思うんですよ。キツいことも辛いこともあるかもしれない。でも、うちの場合は、ママスタッフが多いので、皆悩みや置かれている状況は同じ。全員でサポートし合いながら働けるということが強みなんじゃないかと思います。子育てをしながら働きたい方には、向いているんじゃないかと。実際働いてみないとわからない部分もありますから、もし興味があるならまずは飛び込んでみるという勢いも大切ですよ。
―女性が働くために大切なことは何だと思いますか?
会社からのサポート的な面でいえば、時短勤務の導入が鍵でしょうね。あとは、やっぱり家族の協力があってこそ。もちろん、社内で助け合うのも必要ですが、うちのスタッフたちの場合は家族の協力があるから、前向きな気持ちをもって働くことができているのではないかと感じます。