2020.06.30
3年目を迎えた「ママのままプロジェクト」。ママサポートのコーナーでは、これまでママが働きやすい環境作りを進める企業や、子育てと仕事の両立をサポートするサービスや団体などをお届けしてきました。今回はたくさんの取材の中で、ライターが心に残ったフレーズをピックアップ。家事や育児、そして仕事に全力投球のママたちに贈る、言葉のエールです。
りあらいず 代表 塩塚 淳子さん
人生はいろんなことが起こります。自分の思い通りにならないことも少なくないでしょうが、「でも私はこうありたい」という気持ちを失くさないことが大切。思い通りにできない環境なら、今はそのタイミングじゃないのかも。ちゃんと準備して、その時に備えていれば、きっと大丈夫です!
株式会社はなはな 代表 岡田 久美子さん
ママって本当に忙しい。子育てだけじゃなく、地域との関わりなどもありますし。子育てを経験すると、効率的な働き方ができるようになるんですよ。時間の配分と仕事の段取りを考えるようになります。家庭生活のなかで、培われるタイムマネジメント力は、働くママの武器だと思います。
チャイルドおおいた 代表 平井 貴美子さん
ママが笑顔になれないと、子どもたちも笑顔になれない。だからママの気持ちを軽くしてあげたいと感じたのが「ままのほけんしつ」のルーツだったそう。子育てや仕事に忙しいママたちにママの気持ちにちゃんと寄り添い、ほっと一息つけるような場所を作ることが、子ども支援につながってゆくことを感じました。
有限会社ジェイ・パック 副社長 小野 尚子さん
会社が一人ひとりに寄り添う仕組みや働きやすい環境をつくることで、働くママたちは自分の能力を最大限まで発揮してくれる。お互いが唯一無二の存在なんですね。仕事と子育てのハードな日々でも、自分の中で「やりがい」や「楽しさ」を見つけていくことで日々成長できる。そこに会社のサポートがあれば心強いと思いました。
ライフデザインラボ株式会社 代表取締役社長 太田 瞳さん
一人ひとりのママが「ありのままの姿」でいられることも大切ですが、それに「ママでいられることの喜び」という前向きな気持ちが加わるともっと世界は広がってゆく。ママのままプロジェクトを通じて「困りごと」や「悩み」を解決していきながら、ママ一人ひとりが楽しさや喜びを感じていただければと思います。
社会医療法人敬和会 大分岡病院理事長 岡 敬二さん
ダイバーシティという言葉が世の中に浸透する中で、その真の意味は「女性が働きやすい職場」ではなく「みんなでお互いを支え合う職場」へと。障がい者であったり、高齢者であったり、外国人であったり…女性活躍をはじめとした多様な働き方の問題を、いろんな角度で考えることの大切さを実感しました。
おおいたスタートアップセンター 所長 櫻木 祐宏さん
起業を志すママたちは「これを犠牲にしなきゃいけないの?」と悩んでいる方も多いといいます。そんなときにセンター長は「100点を取ることではなく、自分自身が納得するスタイルを見つけよう」をアドバイスするそう。子育てや介護の中でも自分の夢をカタチにできる方法がきっと見つかると語ってくれました。
医療法人 くまがい産婦人科 理事・栄養士 熊谷 孝子さん
子どもに対して自分の時間も気持ちも全て捨てて立ち向かっていかなくてはならないときもある。だからこそ、もし子どもに不安定な時期があっても「とことん向き合ってきたから大丈夫。何があっても私はそれを受け止める!」という、‘根拠のない自信’を持って欲しいという言葉がエールのようでした。
ウーマンメイク株式会社 代表取締役社長 平山 亜美さん
「子育てと農業の両立に関して、大変さを感じる事はないですか?」との質問に、こう答えてくれました。「野菜づくりは子育てと似ていて、愛情をかければかけるほど美味しい野菜が育ちます。マニュアル作業を適当にこなしていたら、発芽しなかったこともあるんですよ」と。子育てにも真剣に向き合っている女性社長ならではのコメントでした。
株式会社 NTTデータ・ビーンサービス 代表取締役社長 吉村 洋史さん
「ワークライフバランス」という言葉は、総合的にみるとやはり仕事が優先されている気がしなくもない。「ワーク」も「ライフ」も同じくらい大切にしながら、それぞれの「ワークライフバリュー」を考える方がしっくりきますよね。十人十色、それぞれの人生があるから、自己実現のフィールドを実現するために企業が真摯に向き合っている姿にとても感動しました。