2023.11.07
共働きが当たり前となった昨今、男女関係なく同じように働き、家庭内では同じように家事をするスキルが求められています。そこで、今回は、いつの日にかお父さん、お母さんになる大学生の皆さんに協力してもらい、卵焼きと洗濯畳みに挑戦してもらいました。さて現役大学生の家事力はいかに!?
最近、セルフネイルにハマっているというオシャレな平井さん。友達とはカフェ巡りや遠出をして楽しんでいるそう。家族と同居しているで、家事はほとんどお母さん任せ。
お姉さんが嫁ぎ、現在は3人家族。基本、家ではお母さん中心で家事が回っている。洋画の鑑賞、ラーメンの食べ歩きが趣味。
4人家族。家庭内では、自分の茶碗は自分で洗ったり、それぞれが気付いた時に家事をしているそう。映画鑑賞、元野球部だったため筋トレも趣味。
長崎県出身。大学で一人暮らしを始めて4年。お休みの日はカフェ巡りをするのが好きで、1日3軒巡ったりもするそう。
大分市を拠点に整理収納サービスを行なう「ウィル」代表。整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト、改善整理コンサルタント、飲食店HACCP講座インストラクターなどの資格を持ち、セミナーや講演会に多数登壇。これまで約1000名の方へ職場や家庭の収納方法や片付けの習慣化などの考え方を伝える活動を行なっている。高校生と小学生の二児の母。
お弁当にいつも入っていた家庭の味と言えば卵焼き。
卵液を流し、焼きながら巻く作業は意外と難しいもの…。
きれいに卵を巻けるのか? それぞれの味付けの違いは?
取材陣の興味津々の中、緊張の(笑)調理、開始!!
今日何をするのか、事前には知らされてない4人。「えーー!卵焼き(泣)!」と、いきなりキッチンに立たされ、訳の分からぬままエプロンを着用させられる。肝心な調理の順番はじゃんけんで決定!エプロンをバトンがわりに、卵焼き対決のゴングが鳴った!「めちゃくちゃ緊張します!!」と4人。ファイト~!
トップバッターは野村さん。一人暮らし歴が長く、4人の中では最年長とあってプレッシャーも。
「手が震えます~」と言いながら、丁寧に卵液を巻き巻き。白だしとマヨネーズで、家庭の味を再現しました。
まるでアスリート飯でも作ってくれそうな雰囲気の郭くん。人生初の卵焼きに挑戦。味付けはマヨネーズのみ。卵液をフライパン半分だけに流し入れ作るという珍しい巻き方だったが、きれいな形に。「めっちゃむずい。お母さんって毎日大変だなぁ」としみじみ…。
以前、卵焼きにチャレンジしたものの、スクランブルエッグになってしまい失敗。それ以降作っていないという平井さん。「大丈夫大丈夫!緊張しないで!」と板井先生からの励ましを受けながら、恐る恐る醤油と砂糖を入れ卵液を作る。お!今回はちゃんと形になったぞ!
トリを飾ったのは、卵も割ったことがない!という渡邉くん。無事に卵も割れ、白だし、砂糖、塩胡椒、マヨネーズといろんな調味料でしっかり味付け。全く料理はしたことない!という割に、とってもきれいな卵焼きができました。
みんなの卵焼き整列! ぐちゃぐちゃの卵焼きをちょっと期待していたのに(笑)お店に並んでもおかしくないほどの美しい出来栄え。「卵焼きは形が整ってなくても、焼き上げた後にキッチンペーパーとラップで巻いて形を整えて少し時間を置くと成形されるので、そんなに神経質にならないでいいんですよ」と板井先生からのアドバイス。
「あれ、結構思ったよりも味薄いなぁ」「お!美味しくできてる!」と4人それぞれの味見をして感想が飛び交う。塩のみでシンプルに味付けした板井先生の卵焼きも試食。「なんかふわふわして弾力がある!」と、同じ卵焼きでも、味付けや作り方で個性が出ることを実感。リベンジしてもっと美味しい卵焼きを作ってみたい!と意欲的な4人でした。
長袖Tシャツと靴下の畳み方を実践!
家庭それぞれの個性が出た洗濯物の畳み方。
ちょっとしたコツさえつかめば、折りじわの少ない状態が保て、
きれいに畳まれた洗濯物は家族みんなを幸せな気分にします。
まずは長袖Tシャツを畳んでみよう。みんな一斉にスタート!身幅を半分に折って畳む人、腕の部分を幾重にも折る人。みんなそれぞれの畳み方があって見ていても面白い!
「いろいろな畳み方があるので正解はないけど、できるだけ正面(見える部分)に折りじわが少ない方がきれいですよね」と板井先生。できるだけ平たい場所に洗濯物をおき、手アイロンでシワを伸ばすひと手間で、よりきれいに畳めますよと前置き。脇から裾までの縦のラインをセンターに合わせ、袖の外端を外側のラインに合わせて畳み、反対側も同じように。「立てて収納すると選びやすいし、取り出しやすいからオススメです。その場合は、洗濯物の高さを収納サイズに合わせて半分、三つ、四つ折りにして調整してみてください」と収納のプロからのアドバイスに、終始頷く4人。「明日からやってみよ~!」と意欲満々。
靴下にもチャレンジ! 一人として同じ畳み方がなく「えー!面白い!」と一同。板井先生も「どの畳み方も合理的ですが、ゴムが伸びず、デザインがわかりやすく、収納しやすい折る畳み方がおすすめです。靴下の長さが短いものだと、黄色い靴下のような畳み方もいいですね。」と、それぞれの靴下を見て驚いていた様子。家庭それぞれの(特にお母さんの)畳み方って、こうやって伝授されていくんだなと実感。取り出す際に模様が見やすい、すぐに履きやすい、探しやすいといった細やかな配慮が、靴下一束の中にも込められていると思うと、なんだか家事って尊いですよね…。そこには愛しかありません。
4年間一人暮らしをしていたので最低限は身についてたなとホッとしました。来年からは社会人なので、今日教わったことを参考にして、丁寧な暮らしができる大人を目指したいです。
一人暮らし歴が長いから、卵の混ぜ方にしても、ひとつひとつの工程がとても丁寧で、地に足が付いてるなという印象です。洗濯物の畳み方もきれいだったし、日頃からきちんと生活しているんだなと感じました。さすが4年生!
卵焼きは意外と薄味で美味しかったけど、またリベンジしてみたいです。この前、青椒肉絲ロースを家族の分作ったりしたけど、もっと料理して手伝っていきたいです。お母さんに感謝!
卵液を端に寄せ、フライパン半分だけで試行錯誤して卵焼きを一生懸命作る姿が印象的。最終的にはきれいな形に仕上げました。知識のないまっさらな状態で、自分で考えながら挑戦する姿は素晴らしかったです。応用力がとても高いです!
基本家事はお母さん任せきりなので、自分がこれまですごい甘えてきたなって感じました。家に帰って今日のことを活かして、お手伝いしたいと思います。
過去の失敗から、卵焼きのリベンジに一生懸命取り組んでいました。これからもっと家事を手伝いたい!という話もしていたので、今日習得したことを活かして頑張ってほしいなと思いました。母親のような気持ちでエールを送ります。
全く家事をしないので、日頃母に頼っているなと感じました。これから率先して手伝っていきたいです。洗濯物を畳んだり、料理も少し頑張ってみようかな。
みんなの目を見ながら探り探り初体験の卵焼きを作っていた姿はコミュニケーション能力が高いな!と感じました。フライパンをしっかり熱して、機転を効かせながら卵を巻いてましたね。洗濯物の畳み方もきれいだったし、家事力高いから、将来いいお父さんになりそう!
家庭でお母さんが料理する姿を見ているからか、初めての人も臨機応変に、上手に卵焼きを作り上げました。それぞれ違う畳み方でしたが、洗濯ものも丁寧に畳めていました。今回学んだことを家に持ち帰り、ぜひ実践してください。何よりも嬉しかったのは「お母さんって毎日大変。ありがたみが分かった」という感謝の言葉が聞けたこと…。その一言で、毎日大変な家事も、お母さんたちは家族の為に笑顔でこなしていけるのです。将来有望株な大学生4人の今後が、とても楽しみです!