FEATURE「今」伝えたい旬な内容を特集します

時代とともに、変わりゆく<br>私たちのミッション

2024.01.02

時代とともに、変わりゆく
私たちのミッション

「ママのままプロジェクト」は2024年で7年目を迎えます。これまで、大分で暮らすママはもちろん、パパや家族、行政や企業の方に向け、役立つ情報や共感できるメッセージを発信してきました。WEBサイトだけでなく、「ままともラジオ」や「ままいろフェスタ」「Match work」など、さまざまなプロジェクトにも取り組んでいます。今年初の特集は、「ママのままプロジェクト」代表の佐藤宝恵が、これまでの歩みを振り返りながら未来に向けた想いを語ります。

社会の状況や変化に合わせて
コンテンツをアップデート

「ママのままプロジェクト」がスタートして7年目を迎えました。当初はこちらがママに向けて情報を発信するスタイルでしたが、最近では、いろんな場所で出会うママやラジオのリスナーからアイデアやヒントをもらい、それに応える双方向なメディアに進化してきました。立ち上げ当初から、読者のリアクションに呼応し、共鳴しながら育っていくメディアを目指してきたので、理想のスタイルに近づいてきたと感じています。

また、ママのままプロジェクトを通して、「大分県 女性の多様な働き方支援事業 Match Work」「大分県 女性が輝くエンパワメントセミナー事業 Will be」といった女性活躍推進プロジェクトを運営するなど、多くの人に認知され、評価され始めたのではないかという手応えも感じています。


Match work「おしごとフェスタ」レポート


Will be 修了式・交流会レポート

7年前と比べて、女性活躍に対する社会の構造や理解も少しずつ変化してきました。立ち上げ当初は、女性が社会で活躍するには、まだまだたくさんのハードルがあり、「ママの力で社会を変える」「女性が活躍できる社会をつくる」を信念に掲げて駆け抜けてきました。しかし、メディアを運営するなかで、女性活躍推進に対して、男性たちは「自分には関係ない」「女性だけが重視されている」と感じることがあるという事実を知ることに。今や、女性だけでなく、誰もが輝ける社会を目指していかなくてはいけません。今では「女性活躍推進」という言葉に対して、少し違和感や恥ずかしささえ感じるようになりました。

今年は「俺の育休」といったコンテンツや、家事シェアといった記事で、男女関係なく、誰もが活躍する社会をつくるために必要なコンテンツを意識していきました。働く女性一人ひとりが活躍するには、パートナーや職場の人の理解が必要です。孤独を抱えながら頑張るものではありません。より多くの人が、社会の課題を“自分ごと”としてとらえることで、より良い方へ少しずつ変化していくのではないでしょうか。


俺の育休 vol.1 / vol.2 / vol.3


大学生の家事力調査

ママが求められるのは
しなやかさと“頼る力”

「ママのままプロジェクト」立ち上げを決心したのは、私自身仕事と子育てを両立する大変さを味わったから。今から約20年前、育休を終えて復帰した私は、“男性に負けたくない”との一心で道を切り拓いてきました。当時の広告業界は男性社会だったこともあり、会社に相談することはできないし、子育てしながら働いている友人もほとんどおらず、「助けてほしい」「辛い」と言える相手はいませんでした。悔しさや理不尽さを感じることもたくさんありました。

「ママのままプロジェクト」を立ち上げ、がむしゃらに走ってきましたが、最近気づいたことは、「女性が輝くために必要なのは“強さ”だけではない」ということ。柔らかさやしなやかさ、そして何より「頼る力」が大切だと思うようになりました。

子育て中の女性はキャリアアップに対して、難しさやもどかしさ、たくさんの悩みを抱いています。そんな女性たちに企業や行政のバックアップの体制をしっかり届け、頼れる環境があることを伝えたい。誰もが幸せになるためには、気軽に「助けて」「頼りたい」と言いやすい社会にしていかなければいけません。

「ままいろフェスタ」のようなママたちの交流の場を作ることによって、孤独感を感じず「悩んでいるママは私だけじゃない、仲間がいる」と気づくことができます。そこからママ同士のつながりが生まれ、相談したり、愚痴ったりすることで心がラクになることもあるでしょう。それも1つの「頼る」カタチだと思うのです。そういった意味でも、ママのままプロジェクトがママたちの心の拠り所やオアシスになると信じています。






「第6回ままいろフェスタ」開催レポート

人・モノ・プロジェクトが交差し
ママのままの可能性は無限大。

ママのままプロジェクトは、ママたちのチャレンジを応援する場でもあります。当プロジェクトを一緒につくりあげるママアンバサダーたちも、ラジオ番組を運営したり、自身のスキルを武器に活躍している人も増えてきました。「ママのままプロジェクト」を通して、活動の幅が広がったり、新たな挑戦をしたり…、その実績や手に入れた自信は未来の自分につながります。来年度は3人の新たなママアンバサダーが加わる予定です。アンバサダーたちがチャレンジし、成長する姿を見て、他のママたちが励まされ、勇気づけられれば嬉しいですね。

企業とママの意見交換会や、企業で働く女性同士の交流会など、企業を巻き込んだイベントを定期的に開催しています。今後は、そんな女性たちをつなぐランチミーティングのような時間を設けて、女性たちがコミュニケーションをとる時間を設けたいですね。ママアンバサダー、企業や行政、「ままいろフェスタ」や「ままともラジオ」「WomanNEO」など、いろいろな人やプロジェクトが組み合わされば、新たな何かを生み出すことができると思っています。ママのままプロジェクトの可能性は無限大です。


「サポーター企業&ママ交流会」開催レポート


ままともラジオ


WomanNEO

あらゆる角度からのアプローチ。
ママをサポートする情報を届けたい。

これまで、ママたちをはじめ、パパ、企業や行政の方、大学生など、皆さんイキイキした表情でママのままのプロジェクトに参加くださっています。プロデューサーの私だけの力でつくり上げたのではなく、たくさんの人の力やアイデアによってママのままプロジェクトは成長してきのだと感じます。

これまで、さまざまな情報を発信してきましたが、最近特に感じるのは、女性が輝くためには心も身体も健康が何より大切だということ。朝起きてバタバタと準備して、仕事、家事、子育てに奮闘して、夜は子どもと一緒に寝落ちしてしまう人も多いはず。そんな毎日クタクタの女性こそ、少しは自分を労ってあげてほしいと感じています。女性のためのヘルス&ビューティーに関わるコンテンツや、少しでも自分自身のご褒美になるような「健やかさ」をサポートするプロジェクトを企画しています。

7年目を迎えた「ママのままプロジェクト」は、毎日忙しいママに向けた役立つ情報を、これまでとは一味違ったアプローチでお届けできるよう準備を進めていますので、ご期待ください!皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

時代とともに、変わりゆく<br>私たちのミッション

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