あらゆる世代の女性が働きやすい職場づくりを。

10時のスタートと同時に、興味のある企業のブースを訪問する参加者。今回は結婚、出産等でしばらく仕事を離れていた女性の皆さんと企業との出会いの場ということで、各企業とも「短時間勤務可能」、「子どもの病気、学校行事などに合わせてシフトが組めます」、「社内託児所完備」など、女性が安心して働けるポイントをPRしていました。

参加者の声もさまざまで、「もし保育園が決まらなければ、託児所がある企業がいいですね」と待機児童を抱える20代の女性。３人の子どもを持つ30代の女性は「上の子が幼稚園なので、どうしても働ける時間が限られてしまう…職場の理解が得られるか、正直、不安な面もあります」と、子育てと仕事の両立の難しさを語ってくれました。また、40代の女性は「子どもたちが県外の大学に行き子育ても落ち着いたので、もう一度、働いてみようと思いました」とこれからのチャレンジを語ってくれました。

ママと企業が出会う「きっかけ」を大切に。

企業サイドからも「子育てやママのコミュニティで培ったコミュニケーション力に期待しています」、「スキルがあれば、在宅でも仕事ができるワークプランを用意しました」、「たくさんのママが働いている職場なので、子どもの病気や急な用事でも、ママ同士が助け合っていける職場環境づくりを進めています」など、女性の働きやすい職場環境づくりに前向きな意見をたくさん聞くことができました。今回のイベントを主催した大分県商工労働部の藤田剛志さんは「働きたいけどブランクが不安、子育て中で就職活動の時間が取りづらいなど、ママたちの声に応えられるよう、これからも継続してやっていきたいですね」と県としてのバックアップを誓ってくれました。

家庭と仕事の両立を目指すママ、スキルや経験のあるママを求める企業。その両者をつなぐ場、きっかけづくりがこれからも増えることが、大分県の女性が活躍する社会へとつながってゆくのではないでしょうか。

《大分県の取組方針》

結婚、出産等によるキャリアブランクや子育て、介護等との両立に不安を抱える求職者、また、働く意思はあるが求職活動に至っていない女性などを対象に、働きやすい企業とのマッチングや就業体験、在宅ワーカーの養成などの支援を行い、新たな就労機会の創出を図ります。

《参加者の声》

「ハローワークの窓口では得られない情報を企業担当者から直接得ることができたので、すごく良かったです」
「託児、子連れＯＫの環境や子どもに対するスタッフさん企業さんの対応に、仕事への不安が少し解消されました」
「実際の仕事をしている映像が見れてよかったです」
「今回のような子育て中の女性にやさしい企業をたくさん紹介してほしい」
「夕方、子どもたちが帰ってくるまでの時間帯の勤務を希望しています」
「働きながらも、子どもと遊べる時間、主人と語り合える時間を大切にしたい」
「仕事の内容によっては、在宅ワークも可能な職場を探しています」

《参加企業の声》

「弊社は専門的な業種で対象となる方が限られると思っていましたが、ほしいと思う人材が多くいました」
「未経験でも興味をもっていただける方がいて驚きました」
「参加者が多く、どの方も働く意欲が見受けられたので良かったです」
「働き方のスタイル等の生の声を聞くことができました」
「在宅ワークや空き時間活用を希望する女性が多いことに気がつきました。在宅制度をもっと整備して、活用していきたいと思います」
「子育てママの笑顔や気配りを福祉の現場でも花咲かせてほしいと思います」
「実績と信頼関係があれば、在宅での仕事も可能。働く女性の仕事スタイルはまだまだあると実感しました」

《参加企業》

青山商事株式会社
株式会社ＩＤＯＭ
株式会社エイビス
株式会社ＮＴＳ通信サービス
社会医療法人社団大久保病院
オムロン太陽株式会社
社会医療法人恵愛会大分中村病院
社会保険診療報酬支払基金大分支部
株式会社ダイレクトマーケティンググループ
株式会社トキハインダストリー
トランスコスモス株式会社
ハーネスタクシー株式会社
株式会社ブライテック
株式会社豊和銀行
株式会社ホームインプルーブメントひろせ
医療法人堀田医院
株式会社マイダスコミュニケーション
社会福祉法人みのり村
ヤフー株式会社　大分センター
株式会社吉田喜九州　
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