LIFE忙しいママに暮らしや子育てなど
とっておきの情報をお届けします。

2022.08.02

大分県×若者×ハローキティ
皆でSDGsについて考えよう!

第1回産学官連携ブレインストーミング for SDGs

第1回産学官連携ブレインストーミング for SDGs

グローバルスタンダートとなった「SDGs」。環境、貧困、食、教育、ジェンダー平等など、2030年までに達成すべき17の目標が設定されています。大分県内でも、産学官が連携を取りながらSDGsに取り組む動きがスタートしました。第1回目の企画として、大分県、「立命館アジア太平洋大学(APU)」、「株式会社サンリオエンターテイメント」がタッグを組み、「50年後の未来」をテーマにブレインストーミングを実施しました。「ママのままプロジェクト」の代表・佐藤宝恵も参加し、学生たちと一緒にアイデアを出し合いました。

産学官が一堂に会し、
SDGsについて考える

立命館アジア太平洋大学で実施される講義「開発学」の一環として、大学生をはじめ、大分県職員、株式会社サンリオエンターテイメント、大分県立別府翔青高校の学生など、総勢約280名がイベントに参加しました。



まずは、ファシリテーターのAPUの須藤智徳教授の挨拶からスタート。続いてサンリオエンターテイメントの小巻亜矢社長とハローキティが教壇に立ち、「とても貴重な場に立つことができて嬉しい」と述べました。続いて、大分県商工観光労働部の渡邉理事から、大分県のSDGsへの取り組みや、今後の展望を説明。ママのままプロジェクトリーダーの佐藤宝恵が、ママのままが掲げるSDGsへの考え方や行動目標、実際の取り組みについて熱く語りました。





それぞれの挨拶が終わると、いよいよブレインストーミングへ。“私たちの望む未来”をテーマに、「2050年、どんな社会になっていてほしいか」「経済・産業を踏まえた大分の未来は?」「日本やアジア、世界がどんな状況になっていてほしいか」を皆で考えます。

第1回産学官連携ブレインストーミング for SDGs

ワールド・カフェ形式で
自由な意見交換を促す

「開発学において、現状を知ったうえでビジョンを設定し、どんなアクションをするのかを考えることが必要。今回はビジョン設定の部分にチャレンジする」と、須藤教授が説明。会議室で行う会議よりも、カフェのようなオープンな場所のほうが生き生きとした意見交換や新たな発想が誕生するという考えの話し合いの手法「ワールド・カフェ形式」で実施しました。



大学生や高校生、職員でバランスよく構成された4〜5名のグループを作り、ブレインストーミングがスタート。机に置かれたA3の用紙の中心に「私たちの望む未来は?」と書き入れ、自分の考えを順番に述べていきます。用紙にはテキストやイラスト、図形…など、何を記入してもかまいません。



「自然環境を守っていくには」「誰もが輝く未来にするには」「ジェンダーギャップを解消するには」など、社会情勢を鑑みて、各々が感じている問題や悩みを述べ、それに対する意見を積極的に出し合います。20分ほど自由にアイデアを出し合ったら、1ラウンド目が終了です。

第1回産学官連携ブレインストーミング for SDGs

SDGsについてより深く考え、
良いアイデアは実現へ向け始動を。

2ラウンド目は、メンバーを入れ替えて同様のテーマで話し合います。新しいメンバーを迎えて簡単な自己紹介をしたあと、1ラウンド目に話しあった内容を説明し、話し合いながらアイデアを膨らませていきます。約20分間ディスカッションして2ラウンド目は終了です。

3ラウンド目は、他のテーブルに移動したメンバーが、最初に座っていたデスクに戻り、移動先で話し合った内容や得た情報を共有します。



1ラウンド目、2ラウンド目で出た、学生たちの熱い思いや学生ならではのユニークなアイデアをもとに、課題解決の方法や、私たちがするべきアクションなど、それぞれの意見をまとめていきました。

学生たちが自由に意見を書いた用紙は回収し、「良いアイデアは県の政策に追加する」と須藤教授。学生たちは「さまざまなアイデアが飛び出し、良い刺激になった」「普段話す機会のない企業の方とアイデアを共有することができて良かった」など、さまざまな意見が飛び交いました。授業が終わると、ハローキティと一緒に講義に参加した全員で記念撮影を行い授業を締めくくりました。

第1回産学官連携ブレインストーミング for SDGs

株式会社サンリオエンターテイメント
代表取締役 小巻亜矢 氏

大学生や高校生の率直な意見を聞くことができてよかったです。皆さんが自分中心ではなくて世界中心に物事を考えていると分かり、意識の高さに驚くとともに感動を覚えました。学生たちは、今回のようにSDGsについて学ぶ一方で、親世代は学ぶ機会が少ないと言われています。私も2人の息子を育てましたが、母親になった途端ニュースの見方が変わりました。経済や環境、世界平和の問題に耳を傾け、「我が子が暮らす大分、日本、世界がどうなるのか」を考えることで、親世代も自然とSDGsに対する理解が深まっていくのではないかと思っています。



© 2022 SANRIO CO., LTD.

サンリオエンターテイメントのSDGs
私たちはSDGsの取り組みを支援しています
https://www.sanrio-entertainment.co.jp/about/sdgs/

こちらの記事もオススメです

page top