2020.01.21
ベビーフォトスタジオ・ベビーマッサージ・ベビースキンケア教室「Amohapy(あもはぴぃ)」主宰/ロイヤルセラピスト協会認定講師/ママフォトグラファー協会認定フォトグラファー
川村美佳さん
一生のうちで一番の喜びと言っても過言ではない、我が子の誕生。めまぐるしく変わる表情や成長を記録したいと、数多くシャッターを切るママやパパも多いだろう。今回紹介する川村さんは、ママフォトグラファー協会MPA認定のAマスターのライセンスを取得し、ベビーグラファー・キッズグラファー・ニューボーンフォトグラファーと、子どもに特化したカメラマンの資格を持つ女性だ。被写体とのコミュニケーションを大切にした、女性ならではの感性が光る柔らかな雰囲気の写真が好評を得ている。また、ママフォトグラファー資格の認定スクールとして養成も行う。ママや女性たちがカメラマンとして仕事できる新たなステージへのバックアップにも力を注ぐ。ベビーマッサージやスキンケア、おくるみタッチケアなどの教室も自宅で開き、出産前から出産後のママたちが幸せな時間を過ごせるお手伝いを行なっている。
ー「Amohapy(あもはぴぃ)」の活動内容を簡単に教えてください。
ママフォトグラファー協会という一般社団法人認定のフォトグラファーとして、お子さんやママを中心とした撮影を行なっています。また、親子のコミュニケーションを深めることができる、ベビーマッサージ、スキンケア、おくるみタッチケア、ファーストサインの講座も自宅で行なっています。“それぞれを極めながら自分が教える立場になりたい”という方のために、講師の養成講座も開講してます。
ーママフォトグラファーとしてお仕事の内容を詳しく教えてください。
私は、赤ちゃんを撮影対象とした「ベビグラファー」、6歳から12歳を対象とした「キッズグラファー」、生後28日以内の産まれたての赤ちゃん対象の「ニューボーンフォト」の認定フォトグラファーの資格を取得しています。スタジオで撮影するのではなく、基本自宅や産院などに伺い、その場でセットを組んだり、ロケーションを生かした屋外など、出張撮影が多いです。赤ちゃんやお子さん、ママとコミュニケーションを取りながら撮影をします。最初は緊張している雰囲気でもだんだんと打ち解けてきて、いい表情になってきます。実際に少し大きくなったお子さんとは「どんな風に撮りたい? どんな服がいい?」と要望も聞きながら撮影を進めていくので、出来上がりは、お母さんも見たことのない表情を見せてくれる子もいます。その他、初心者さんでも2日でカメラの基礎を学べ、ママフォトグラファーデビューできる「ポートレートベーシックコース」も開講中です。
ー写真を撮ってもらうだけじゃなく、ママの新しい仕事の一つとして、ママのカメラマンを増やす養成も行なっているようですね。
ママフォトグラファーの資格を取得してお仕事をしている女性は、今では全国にたくさんいらっしゃるんです。大分は昨年の7月に開講したばかりなので、大分県内にはまだ10名弱くらいしかいないのですが…。養成スクールも、うちと、別府市の2校だけなので、まだまだ浸透してないんですが、これからママカメラマンが増えたらいいなと思っています。
ー実際にママフォトグラファーの方はどんな活躍をしているんですか?
自宅スタジオで撮影を行なったり、七五三などの時期には、一緒に同行して撮影するママフォトグラファーの方もいるようですね。
ーママでカメラマンという発想は今までなかったですよね。
そうですね。カメラマンというとハードルが高く感じてしまいますよね。学校で専門知識を学んで、その中でも一握りの方しか活躍できないというイメージが強い世界なので…。でも私たちはプロというフィールドではなく「ママ」「女性」という感性を強みにした写真を撮りたいという思いがあります。カメラ技術は一切不要で、全てオート機能で撮れる知識がベースです。初心者ママに向いているカメラのアドバイスもさせてもらいます。ライトも専用スタジオも不要、室内に窓があればその自然光を生かして自宅の部屋で撮影できる方法を伝授しています。
ースポーツトレーナーから、今やフォトグラファーとベビー関連のお仕事が主軸になっていますが、どうですか?
自分のスタイルで自由に仕事ができる環境がとてもありがたいです。好きな旅行にも行けるし、自分の時間も取れるし。毎日がとても充実していますし、今の仕事は大好きですね。私はまだ結婚していませんが、将来自分に子どもが産まれたら、もちろん今の仕事を続けていきたいと思ってますし、妊婦の時からおくるみが使えるなとか、セルフポートレートで妊婦姿を撮影してみたいとか、色々とやってみたいことが山積みですね(笑)。
ー今後のご自身のプランはありますか?
せっかくママフォトグラファーを育成する資格をいただいたので、より多くの方にチャンスを提供できる場を作って、ママのカメラマンを増やしたいですね。そんなこと私にできるの?と悩む人も多いんですけど、できるかで選択するよりも、やりたいか?やりたくないか?で判断すると、その先も拓けてくるんじゃないかなと思います。今は写真を上手に撮りたいという女性も多いです。我が子を素敵に写真に残せて、よりスキルアップすればそれが仕事にもなる。カメラというツールで世界が開けて、好きなことが仕事になるって素敵ですよね。楽しみながら仕事もできるといいですよね。
ー最後に、大分のママたちにメッセージを。
女性って、ライフステージがどんどん変わっていきますよね。でもそんな中でも「私の人生」ということを大事にしてほしいと願います。ママだからといって諦めるのは勿体無い。楽しい選択肢を増やしてもらって、その一つのツールがカメラだったり、ベビーマッサージだったり。もしそこに連動するなら、私がそれをお手伝いできたら嬉しいと思っています!
amohapy〜あもはぴぃ〜
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