2020.03.17
日本ベビー&チャイルドケア協会
ベビー&キッズマッサージ講師「Touch Days」
安田亜沙美さん
月に一度、ママと赤ちゃんやキッズ向けに少人数制のイベントを開催している「Touch Days」の安田さん。赤ちゃんとの絆を深めるコミュニケーションツールとして人気のベビーマッサージの魅力を伝えながら、プラスでママたちが楽しめる企画を考え提案している。取材に伺った日は、別府市のカフェ「SUNNY」さんで『ママとベビーのためのレストラン』と題したイベントが開催された。ベビーマッサージ、シフォン布で感じるふれあい遊び、免疫力がアップするタッチケアなどを、参加者の皆さんと輪になって体験。その後、地元食材を使ったスペシャルメニューでゆっくりランチタイムを味わってもらおうという内容だった。参加者のママたちは、いつもはゆっくり味わうことのないランチを至福の笑顔で堪能。子育て真っ只中のママたちのためにイベントを企画する安田さんに、その思いを伺ってみた。
ーまず、活動内容を教えてください。
主に3つの活動を行なっています。月に一度、日出町の子育て支援センターでベビーマッサージ教室を開催。自宅でご家族も一緒に通えるベビマ教室も開いています。あと、月に2回ほど、今回のような少人数制のイベントを開催しています。
ーイベントはどのような内容のものですか?
「こんなことやってみたい!」「やりたいけどなかなかできない」など、お母さんたちの声を聞いて、それを形にしています。今回も「ゆっくりと食事をしたい」という声が上がったので企画してみました。先月は、疲れているお母さんたちに癒しを…ということでハンドトリートメントを取り入れたりしました。
ー安田さんご自身もママでいらっしゃるんですね?
はい。4歳と1歳の子どもがいます。長女が6ヶ月の頃からベビーマッサージに携わり、ベビー&キッズマッサージの講師として本格的に活動を始めたのは昨年の春くらいからです。
ーこの資格を取ろうと思ったきっかけは?
以前、ウェディングプランナーのお仕事をしていました。産休明けにプランナーの仕事に戻る予定もあったんですけど、仕事の内容的に難しいな…と仕事は辞めたんですが、産後、鬱っぽくなってしまって…。そこで出会ったのがベビーマッサージでした。教えてくださった先生が私に初めて「大丈夫?寝れてる?」という声をかけてくれて。それまでは、みんな赤ちゃんに対して声はかけてくれてたけど、私自身に声をかけてくれたのは、その先生だけだったんです。その出来事に私自身がすごく救われて…。それで、私もそういう存在になりたいと思って講師を目指しました。「今、何が一番大事?」と考えたとき、やっぱり家族が大事という思いが強く、そこに拠点を置きたかったもの大きいですね。私自身がそうやって救われた経験があるので、お母さんたちに少しでも寄り添える、そんな場所を提供できる人になりたいと思いました。
ー小さな赤ちゃんを育てているママって、時に孤独を感じますもんね…。
そうなんですよね。私もそうだったので、そんな状況のお母さんたちを少しでも外に出してあげたいという思いでやっています。まずは、外に出て、誰かと話すことで一歩を踏み出してほしいです。
ー今後のイベントの予定は?
今回のレストラン企画はキャンセル待ちが出るくらい人気だったので、今後も定期的に開催したいなと考えています。
お店を貸切にするのは、なかなかハードルが高いんですが…。実際、「ゆっくり食事を楽しみたい」と思っているお母さんたちが多いんだなと、改めて感じましたね。あと、いろいろな先生たちとコラボしてみたいと考えています、アロマや料理、パン教室の先生方とコミットして、ベビーマッサージ+楽しめる企画を考案中です。習い事に行くのも、ママたちにはかなりハードルが高いことなので、少しでもその思いを叶えてあげられたらと。ベビーマッサージはあくまでもツールの一つで、こういうイベントを通じて家に閉じこもっているママたちが外に出る機会を作ってもらうことが大事かなと思っています。
ーイベントの情報はどこで入手すればいいですか?
以前イベントに参加してくださったママのつながりで口コミで広がったり、あとはインスタグラムで発信していますので、興味のある方はフォローしてくださると見ることができます。気軽に足を運んでもらえる企画をこれからも開催したいと思います!
Instagram
https://www.instagram.com/yu.aki0808/