2020.09.29
「働く女性のセルフマネジメント」
PMSから更年期まで 女性ホルモンとの付き合い方
NPO法人日本ホリスティックビューティ協会代表理事 岸 紅子さん
働く女性の不安解消やモチベーションアップのために開催されるWomanNEOのセミナー。第4回目となる今回は、「NPO法人日本ホリスティックビューティ協会」代表理事である岸紅子さんをお招きし、「働く女性のセルフマネジメント」をテーマに、女性ホルモンに関する知っておくべき知識や、具体的なセルフケアの方法について講演を行いました。
まずは、岸さんの自己紹介からスタートしました。10代の頃から数々の雑誌のモデルを務めビューティーアイコンとして活躍していたものの、さまざまなメイクアイテムを使う中で肌にダメージを与え続けていました。大学卒業後は美容マーケティング会社を立ち上げ、毎日忙しく過ごし、30歳のときにストレス性喘息を発症。ステロイドなどの薬でごまかしながら生活していましたが、31歳で卵巣のう腫になり、仕事一辺倒の暮らしを見直すことを余儀なくされました。
女性のライフスタイルの変化を例に挙げ、「晩婚化や少子化の影響で、女性の月経回数が増加し、現代女性は女性ホルモン過多状態にある」と問題提起する岸さん。資料を使いながら、女性ホルモンの働きを説明し、乳がんや子宮内膜症、PMS(月経前症候群)、月経困難症、更年期障害など、女性ホルモンによって引き起こされる病気や症状について、話題が展開されました。女性と切っても切れない女性ホルモンという話題なだけに、多くの参加者がうなずき、真剣な眼差しで資料を読み込んでいました。
「女性ホルモンを整えるためには、バランスの良い食事や良質な睡眠が重要と言われますが、特に意識してほしいのはストレスケア。強いストレスを受けると脳の視床下部という部分がダメージを受けます。視床下部は女性ホルモンの司令塔でもあるため強いストレスは女性ホルモンの乱れにつながるのです。日常生活で、楽しい、嬉しい、ワクワクすることには積極的にチャレンジしてほしい」と岸さん。実際に岸さんが日常的に取り入れているアロマテラピーを例に挙げ、ストレスケアの重要さや女性ホルモンとの上手な付き合い方を紹介。