2021.01.12
12月8日
会場:大分県消費生活・男女共同参画プラザ「アイネス」2階大会議室
現在中堅の立場で、今後管理職を目指す働く女性と、女性の活躍推進を目指す企業の経営者や人事担当者を対象に、昨年の10月から開催してきた「次世代女性リーダー養成セミナー」と「女性部下育成支援セミナー」。大分県消費生活・男女共同参画プラザ主催、本プロジェクト「ママのまま」運営で、新型コロナウィルス感染症対策を行ったうえ開催されたセミナーの全課程が修了し、先日、合同で成果報告会が行われました。株式会社スリーアウルの蒲生智会(がもうちえ)さんが、セミナー講師とファシリテーターを務めてくださり、それぞれの立場で多くのことを学び取った様子の参加者の皆さん。新型コロナウィルスの影響で、残念ながら予定されていた交流会は中止となりましたが、セミナーの振り返りや、講義を通じての気づき、感想などを各グループで出し合い、発表では、様々な意見や感想などが全体でシェアされました。
・今回の講義を受けたことで、自分たちの中にアンコンシャス・バイアス(根拠のない無意識な思い込みや偏見)があることに気づいた。これからは部下の人たちに対してもそんな思い込みをなくし、視点を変えて接していきたい
・後輩たちとコミュニケーションを取るということが何よりも大事だと改めて感じた。苦手な人たちにも、まずは自分たちから積極的に話しかけていきたい
・良かれと思ってアドバイスしていたが、それをまずは封印して、その人のやりたいことをじっくりヒアリングする事から始めてみようと思う
・セミナーを受け、自分を客観的に見られるようになった
・自分を見つめ直す時間がたくさんできた。相手を知るにはまずは自分を知ることが大事だと感じた
・パートさん、社員さん、立場に関係なく尊敬できる姿勢が大事
・キャリアを積み、現場でバリバリ働くロールモデルの女性の実際の話を聞くことができ、まずは自分が出来ることからやってみて、明確な目標を作って仕事に臨みたいと思った
・1on1(上司と部下が定期的に行う1対1の面談)を実施して、後輩たちの知らない一面を知り、一緒にいろんなことを考えていきたい。相手を信じるコミュニケーションが大事だと思った
・女性が昇進できる環境を整えるため、彼女たちの意欲やキャリアプランが噛み合っていくよう、一緒に考えていきたい
・知らないことを知らないと正直に伝え、自然にコミュニケーションを取っていきたい
・アンコンシャス・バイアスの話を社内で共有して、特に口癖になっているNGワード※などを意識していきたい。また、それを指摘しあえる職場環境も作りたい
・活躍する部下を育てるためにはやっぱりコミュニケーションが大事だと改めて感じた。1日数分でもコミュニケーションがはかれるよう実施していきたい
・みんなの顔色を見ながら、声をかけたり、目線を合わせたりと、ちょっとしたことからでもコミュニケーションをとるよう心がけたい
・1on1を引き続き継続して行っていきたい
大分の方は、中に強いものを秘めているなと感じました。最初は控え目で、自分のことを積極的にお話する雰囲気ではなかったようですが、回を重ねるごとに自分が持っているものを開示して、シェアして、どんどんと輪が広がっているのを感じました。冒頭で名刺交換を積極的に行なっている姿にも、誠実さや素直さを感じ、真摯に取り組む姿がとても印象的でした。そして発表の際は、自分の言葉でしっかりとまとめて的確にお話されていました。ビジネスの素養もお持ちで、将来がとても楽しみです!
全体ファシリテーター兼講師
Work Step株式会社 取締役/(株)スリーアウル代表取締役/NPO法人GEWEL理事
蒲生智会(がもうちえ)さん
大手人材サービス会社の拠点責任者を経て、中企庁・厚労省事業でのキャリアにブランクのある主婦の再就職支援事業の総括リーダーとして年間100本のイベントやセミナーの企画・運営・セミナー講師を務める。