2021.11.02
三井住友海上火災保険株式会社 大分支店長 安並明洋さん
「MS&ADインシュアランスグループホールディングス」傘下で、大分県において「安心と安全」をお届けし、お客さまを強力にサポートする「三井住友海上火災保険株式会社 大分支店」。損害保険、生命保険のご案内をはじめ、お客様の暮らしをさまざまな面でサポートする情報をお届けしています。2020年から女性社員を中心とした新規プロジェクトがスタート。今回は大分支店長の安並明洋さんに、保険業務における女性の強み、グループとしての女性活躍に関する考え方、新規プロジェクトの概要などについて詳しくお聞きしました。
―損害保険会社のフィールドでも女性の活躍の幅が広がってきていると実感しますか?
弊社の元社長で、現ホールディングス会長の柄沢康喜が、経団連の女性活躍推進委員長となったこともあり、早くからグループ及び社内でも女性活躍に力を入れています。私が入社した30年ほど前は、男性は営業職、女性は一般職がメインでした。男性が外に出て営業を行い、女性は内勤で書類処理の仕事が中心でしたが、その風潮はもうなくなりましたね。特に弊社では、2022年までに完全に業務の男女差撤廃となる予定です。
―大分営業所で働いている社員の男女比を教えてください。
6:4の割合で女性比率が高く、事務職だけでなく、営業職を含めても女性の割合が多いです。私のように「全域社員」と呼ばれるスタッフは3、4年おきに全国に転勤するのですが、各地域の専属担当である「地域社員」は特に女性が多く、9割以上が女性です。本人が希望しない限り県外への転勤もないので、既婚女性や子育て中のママも安心して働くことができます。全国を転々とする我々全域社員にとって、地元でしっかり長く働いている、地域の特性を理解している地域社員がとても心強い存在です。
―女性の地域社員で管理職として働いている方はいるのですか?
大分支店の副支店長は女性であり、課長職、課長代理にも女性が多数います。出産を控えているスタッフもいますが、出産後は復帰したいと言ってくれています。ロールモデルになりうる女性社員が多数活躍しているので、会社にとって頼もしい存在です。
―女性営業マンの魅力や、女性ならでは強みは何だと思いますか?
男性と女性を区別するわけではありませんが、数年おきに全国転勤する可能性のある我々全域社員と比較して、地域社員は、より地域に根ざした営業活動ができるのが特徴です。お客様の声をしっかり聞き、お客様の人生に寄り添います。お客さまと末永いお付き合いが続くことは、大分支店全体にも良い影響を与えます。常日頃から地域社員の女性には「、“大分を愛し、大分の皆さんのために”仕事をする地域社員は素晴らしい。自信を持って」と伝えています。
―女性メンバーを中心としたプロジェクトチームが誕生したとお聞きしました。
「MS&ADホールディングス」の損害保険会社として、大分県には三井住友海上社とあいおいニッセイ同和損保社が存在しています。売り上げを上げる、商品・顧客を拡大するだけではなく、企業としてどういうスタンスで社会とコミットするのかが問われる時代になってきました。ミッションを具体的な取り組みとして形にするべく、昨年からグループで協業して「大分県のための活動を」を目標に掲げ、女性活躍のロールモデルをつくるための活動がスタート。2020年の1月から月に2回ほど定期的に集まり、ドライブレコーダー設置の普及や自転車条例推進など、社会の課題を考え、県民の皆さんのより良い暮らしをお届けすることを目的に、さまざまなテーマで議論しています。
―メンバーは全員女性ですか?具体的にどんな活動をしているのでしょうか?
現在は女性のみですが、世代も新入社員の方からベテランまで、さまざまな年代のさまざまな部署の女性が活動しています。まずは、若草公園で清掃活動を実施しました。女性が指揮を取って、活動を呼びかけたのですが、朝早くから男性社員もしっかり参加してくれていました。また、悪徳業者への注意喚起のチラシ配りなど、県民の皆さんに向けた啓蒙活動・啓発活動を行いました。このプロジェクトでは、保険の成績を上げるのではなく、大分県のために何ができるかを第一に考えて活動しています。
三井住友海上火災保険株式会社
https://www.ms-ins.com/
MS&AD ホールディングス
https://www.ms-ad-hd.com/ja/index.html