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2023.10.17

Woman NEO座談会 vol.1

Woman NEO座談会 vol.1

働く女性が自分らしく輝くため、さまざまな企画や情報を届けるプロジェクト「Woman NEO」。今回は「株式会社OEC」の坂下祐香さん、「株式会社ベツダイ」の岩田稚菜さん、「株式会社ドコモCS九州 大分支店」の衛藤恵美さんの3人が集まり、自身の経歴や日々の暮らしや仕事の中で感じること、ストレス発散方法などを語り合う座談会を実施。仕事と子育てを両立する女性のリアルな声が飛び交いました。

Woman NEO座談会 vol.1

働く女性が自分らしく輝くため、さまざまな企画や情報を届けるプロジェクト「Woman NEO」。今回は「株式会社オーイーシー」の坂下祐佳さん、「株式会社ベツダイ」の岩田稚菜さん、「株式会社ドコモCS九州 大分支店」の衛藤恵美さんの3人が集まり、自身の経歴や日々の暮らしや仕事の中で感じること、ストレス発散方法などを語り合う座談会を実施。仕事と子育てを両立する女性のリアルな声が飛び交いました。



会社の制度を活用しながら
仕事に子育てに奮闘中。

岩田:
株式会社ベツダイでインテリアコーディネーターとして働いています。2015年に新卒で入社し、しばらく新築戸建のコーディネートを担当していました。1人目を出産後、育休を取得。2人目出産後の現在は、マンション事業部でお客さまのお部屋のコーディネートを提案する業務を行っています。

坂下:
2008年に株式会社オーイーシーに入社し、勤続15年になりました。現在の業務は、自治体が所有する体育館やグラウンドのネット予約を行う施設予約システムの導入の提案を行う部署に所属しています。今年の4月に育休から復帰し、5歳の娘と1歳の息子を育てながらの時短勤務ですが、グループ長として現場のスタッフをまとめる管理職として働いています。

衛藤:
もともと、ドコモショップの店舗スタッフとして勤務していましたが、2014年にドコモCS九州大分支店に異動になりました。16年前のショップ勤務時に出産、店舗で初めて産休・育休を取得し、復帰しました。現在は高校2年生の娘を育てながら営業部の総括業務を務めています。



坂下:
育休取得者1号だったのですね。当時を振り返ってみてどうですか?

衛藤:
当時は業務が忙しく、育休を取得することに対して罪悪感を感じることがありました。しかし、切迫早産により早めに産休に入り、職場復帰の際には保育園の空きがなく、育休を半年間延長。まだまだ体制が整っていないにもかかわらず、わたしの状況を理解し、あらゆる制度をスピーディーに提案してもらえたおかげで、この仕事を続けてこれたのだと思います。現在は、育休期間のさらなる延長やフレックス勤務の導入など、さらに女性が働きやすい環境が整ってきたと感じます。岩田さんは、産後に部署移動を経験しましたが、どんな変化がありましたか?

岩田:
産前、新築戸建住宅を担当していたときは、1人で抱える物件数がとにかく膨大でした。さらに、お客さまとの打ち合わせは土日が多く、正直、産後はインテリアコーディネーターとして復帰するのは難しいだろうと思っていました。しかし、上長や総務に相談しながら、スケジュールや働き方など調整し、産後もこれまで同様、大好きな仕事を続けることができてよかったです。妊娠がわかったときも、スタッフやお客さまからも「おめでとう」の言葉をいただけたので、安心して産休・育休に入ることができました。



坂下:
岩田さんの人柄やこれまでの信頼関係があったからこそですね。

岩田:
ありがたいですね。上長と、業務のことだけでなく、プライベートのことまで含めて、日頃からしっかりとコミュニケーションを心がけていたので、自分ごとのように喜んでくれました。

衛藤:
産後復帰後はどのような仕事をしているのですか?

岩田:
リフォーム住宅やマンションのインテリアコーディネーターとして働いています。リフォームのお客様は、定年退職後のセカンドライフ世代が多いため、平日の打ち合わせが多く、土日は休むことができます。また、新築に比べて物件数もそれほど多くないので業務負担が大きくなりすぎることもありません。OECさんは、女性社員も多く在籍しているのですか?

坂下:
IT業界は一般的に男性社員が多いと言われていますが、弊社は女性社員の割合が平均より高い方だと思います。以前は、結婚・出産で退職する女性がほとんどだったそうですが、最近は、産休・育休取得後、復帰するのがスタンダートになってきました。

岩田:
女性が復職しやすい制度が整備されているのですね。小さなお子さんを育てながらの管理職とのことですが、不安はありませんでしたか?

坂下:
時短勤務制度や看護休暇、介護休暇も取得可能です。以前上司から「いずれは管理職として働いてほしい」とは言われていましたが、まさか復帰後すぐに管理職になるとは思っていなかったので驚きました。実際に、自分の仕事に加えてプロジェクトの管理、稟議の承認など、業務の幅は広がりましたが、自分のグループのメンバーや他のリーダー職の皆さんのフォローもあって、なんとか毎日を乗り切っています。



岩田:
お子さんの体調不良で急に休まなくてはいけない場合は、どのように対応しているのですか?

坂下:
コロナ禍でリモートワークが導入されたことによって、自宅で子どもの看病をしながら作業ができるようになりました。休みが長引いても仕事が完全にストップすることもないですし、会社に行けないことへの後ろめたさも軽減されました。以前は、自分は元気なのに休まないといけない状況が本当に悔しくて。より働きやすい環境になったと感じています。

衛藤:
子どもが小さい頃は、体調不良で仕事を休んでばかりでした。ショップスタッフだったためリモートワークもできず、仕事を休むたびに会社に申し訳なさを感じていました。体調が悪くなりそうなときは、プールを休ませたり、できるだけ上着を着せてプールに入るよう伝えたり…。今思えば、少しかわいそうな思いもさせたかな…。

坂下:
どうしても保守的になってしまいますよね。夜中におでこを触って明らかに熱があると、思わず眠気も吹っ飛びます。笑



上手にストレス発散しながら
仕事と家事の両立を

岩田:
働きやすい環境になったとはいえ、皆さん忙しい毎日を過ごしていると思います。自分でも両立できているのか不安になることもありますが、どうやって毎日を乗り切っていますか?

衛藤:
土日も仕事で9時から19時まで働いていたので、保育園のお迎えは私の両親や義両親にお願いしていました。お迎え、夕食、お風呂まで入れてもらって、本当におんぶに抱っこ。申し訳ない気持ちはありましたが、孫と保育園での出来事を話したり、ママ友たちと交流したり、なんだかんだで楽しんでくれていたようです。



坂下:
本当にラッキーでしたね。私の場合は、どうしても残業が発生したり、出張に行く際などは、主人や私の実家に頼ることが多いです。私の父の職場が保育園から近いので、帰りにお迎えをお願いして、夕食とお風呂も済ませてもらうこともしばしば。実家には妹もいるので、頼もしいです。

岩田:
私も家族の協力があって、なんとか両立できています。1人目が生まれたときは、夫になかなか父親の自覚が芽生えなくて、夫の教育からはじまりました。また、主人は建設会社で現場監督をしているのですが、会社の社長ご家族には夫婦ともどもお世話になっています。なるべく定時で帰ることができるよう計らっていただきました。また、家事もうまく分担し、状況に応じて適宜ルールを作り、どちらかに負担が偏らないように試行錯誤中です。

坂下:
「どちらかに負担がかかりすぎないようにする」は本当に大切ですよね!常にフルパワーであり続けると息切れしてしまいますから。上手に息抜きしながら日々のタスクをこなしていくのが重要です。





もっと働きやすい環境にするため、
積極的に声をあげていきたい

岩田:
衛藤さんはお子さんも大きくなり、そろそろ自由な時間も増えたのではないですか?今後の目標はありますか?

衛藤:
中学に入学した頃から部活で帰りが遅くなり、ひとりで過ごす自由な時間がかなり多くなりました。1年半後娘が大学に進学すると考えると…実は寂しくてたまりません。娘ロスになるとは思いますが、これまで以上に目の前の業務に向き合い、一つひとつの仕事を極めていきたいと考えています。また、育休から復帰したばかりのスタッフたちの良き相談相手として、日頃からしっかりコミュニケーションを取り、仕事と子育てを両立してきたいですね。



岩田:
今後もあらゆる知識を身につけて、自分の価値を高めていきたいです。出産後、フルタイムで働く母親は社内では私が初めてだそうです。後輩たちが産休・育休をとりながら、長く働き続けたくなる職場になるよう、会社に働きかけていくことも私の役目だと感じています。パートや時短勤務で働いているスタッフも多いので、彼女たちがフルタイムで快適に働いていくための制度や環境を整えていかなければならないと考えています。

坂下:
会社にとっては心強いですよね。下の世代の働き方の選択肢が増えるように、社内の制度や体制を整えていかなければいけませんね。

岩田:
管理職の目が届きにくい部分にもしっかり着目して、女性と管理職の橋渡し的な存在になりたいです。

坂下:
弊社も結婚・出産を経て復職するケースが増えています。保育園のお迎えの都合上、どうしても時短勤務を選ばざるえない女性もたくさんいます。時短勤務の場合、どうしてもサポートする立場に回りがちですが、“時短勤務でも仕事を頑張れば管理職にもなれる”という女性社員のロールモデルのような存在を目指していきます。



株式会社オーイーシー
https://www.oec.co.jp/

株式会社ベツダイ
https://betsudai.co.jp/

株式会社ドコモCS九州
http://www.docomo-cs-kyushu.co.jp/

おおいた働く女性応援プロジェクト WomanNEO
https://mama-no-mama.jp/woman-neo/

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