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2023.11.14

「私らしい『働き方』で仕事もプライベートも充実」
~大分で働く女性たちから学ぼう~

大分で働く女性たちから学ぼう vol.3

Woman NEO 女性限定トークセッション Vol.3
~大分で働く女性たちから学ぼう~

働くすべての女性を応援したいとの願いから生まれた、おおいた働く女性応援プロジェクト「Woman NEO」セミナー&交流が2023年10月24日に開催されました。今年度最後となる本セミナーでは、業種が異なる県内の企業で働く女性3名に、ワークライフバランスの考え方や転機になった出来事など語り合いました。トークセッション後は、質疑応答タイムと名刺交換タイムを設け、登壇者と参加者がコミュニケーションを楽しみ、充実感のあるイベントとなりました。

登壇者プロフィール



トークセッション


仕事のモチベーションは、
努力がカタチになる喜び

―普段どのような業務を担当していますか?

村山
私は2009年に入行し、今年で15年目を迎えました。入行したばかりの頃は、窓口で融資業務をしていましたが、人事部に移動してからのこれまでの約10年間は研修や採用業務、給与計算等を担当してきました。

倉原
私は2001年に入社し、23年目を迎えました。入社後2年間はお客様からの受注業務や運送会社への発送業務を担当していました。3年目以降はシステム室に異動になり、グループウェア、勤怠管理システム、品質管理システム導入など、社内システムの企画、開発、運用の業務を行っています。今、力を入れているのが社内でのRPA教育です。現在は、子育てをしながら7時間の時短勤務です。フレックス制度も導入されているので働きやすい環境だと感じています。

小副川
敬和会大分岡病院の人事部で働き、ダイバーシティ推進本部でもLGBTQ+活躍推進ワーキンググループを中心に活動しています。入社当時は、介護福祉士として入職をしましたが、体調を壊して一時休職しました。復帰後は大分岡病院のリハビリ受付事務として、リハビリの患者の受付対応やサポート業務となどを担当し、2019年に人事部へ異動し現在に至ります。



―仕事のやりがいを教えてください。

村山
新入行員の研修を経て、行員の成長していく姿を見ることができるのがやりがいです。採用や研修で携わった行員が役職についたり、成長した姿を見たり、行内で表彰されたりすると、感慨深さを感じます。

倉原
業務を自動化する業務「RPA(ロボティックプロセスオートメーション)」を行っています。システムがうまく運用したり、ロボットが思う通りに稼働した際「あなたがいたから実現した、ありがとう」と言われ、本当に嬉しかったです。ロボット作成により、業務効率化、ストレス軽減につながって喜ばれていることがやりがいにつながっています。



小副川
自分の仕事が誰かの役に立ったり、チームで何度もディスカッションを重ねたプロジェクトが実現したときに大きな喜びを感じます。現在、性的マイノリティーの人の働きやすい指標となる「プライド指標」の認定を受けるための取り組みを進めています。目的に向かって一つひとつ形にしていくことが仕事のやりがいです。

仕事のモチベーションは、
努力がカタチになる喜び

―人生の転機を教えてください。

村山
銀行では、業務の幅を広げるためのさまざまな資格取得試験があります。人事部に異動したとき、上司から「これからは後輩たちを指導する立場。試験に合格していかないといけない」と言われ、自分の役割を思い知らされました。プレッシャーもありましたが、その一言がきっかけで大きな責任感が芽生えました。



倉原
2013年に基幹システムの再構築のプロジェクトリーダーとして開発を進めることになりました。本番稼働時に、請求書が作成できないトラブルも発生。不安や緊張が大きかったですが、なんとかトラブルを乗り越え、プロジェクトを成功させることができました。この成功体験を経て、1人目、2人目を妊娠、出産。意気揚々と職場復帰しようとした矢先、体調を崩してしまいました。夫が家事、育児のサポートしてくれたおかげもあってピンチを乗り切りました。

小副川
私は、2014年に「(当時の上司が事務局長を務める)学会の事務局を一緒にしてほしい」と打診されました。当時は子どもが小さく、気軽に預けられるような人もいませんでした。しかし、せっかくのチャンスなので、新しい分野に飛び込んでみたいと思いました。上司に相談すると、「お母さんの働く背中を子どもに見せることができるのは、すごく素敵なこと。できないことはしっかりサポートするから挑戦してみては?」と言われ、吹っ切れました。そこから、“最初からできないと諦めるのではなく、どうすればできるようになるか”と何事も前向きに考えられるようになりました。



―皆さんの挑戦を後押ししてくれる人はいますか?

村山
何でも相談することができる上司です。仕事で余裕がなくなったとき、「できないときは相談してね。皆でフォローするよ」といつもアドバイスをくれる優しい上司です。仕事のことはもちろん、プライベートのことについても話して、アドバイスをもらっています。

倉原
復職する際、仕事と家庭の両立ができるか不安を抱いて上司に相談すると、「自分のペースで大丈夫。ゆっくり勘を取り戻してもらえばいいから。小さな成功体験を積み重ねていこう。」と、自信につながる言葉をかけてもらいました。 その一言で、安心して仕事が続けることができ、いまでも感謝の気持ちでいっぱいです。

小副川
私の周囲にも、上司やチームのメンバーなど、背中を押してくれる人がたくさんいて、すごく幸せだと感じています。



―これから5年後の自分がどうなっていたいか、将来のビジョンはありますか?

村山
きっと今の場所で働いていると思います。常に目の前にある仕事を一つひとつ丁寧に取り組むようにしています。5年後も10年後も好きな仕事を続けて、仕事もプライベートも充実した毎日を送りたいです。

倉原
RPAやプログラミングの技術を向上させ、会社に貢献できる人材を目指しています。また、会社の後輩をはじめ、自分の子どもたちのロールモデルになりたい。そのためにも、心身ともに健康でいられるよう、毎日楽しく過ごしていきたいなと思っています。

小副川
LGBTQ+の分野でプロフェッショナルになり、誰もが働きやすい職場環境をつくっていきたいと考えています。「ダイバーシティーのことなら任せて」と自信を持って言えるよう、勉強も続けたいと思っています。あとは、推しのいる韓国に行けるように頑張ります。

トークセッションを終えて


トークセッション終了後、参加者30名一人ひとりが感想や質問を述べる質疑応答タイムへ。登壇者が質問に対してアドバイスし、活発なコミュニケーションが生まれるひとときになりました。





■参加した方の感想

―目の前のことでいっぱいいっぱいになって、会社全体のこと、家族の時間を取るのが少なかった。プライベートと仕事のバランス、両立できるようにやっていきたいと思いました

―子どもかキャリアか悩んでいたが、3人の話を聞いて、どちらも諦めなくて良いのだと励まされました。

―部下とのコミュニケーションにおいて、報告ばかりを重視していましたが、普段から相談も大切にしていきます。

―今後のキャリアについて考えたことがなかったが、ロールモデルについて考えてみようと思いました。

―皆さんの仕事への向き合い方を参考にしたいと強く感じました。


質問タイムが終わると、登壇者と参加者を交えて名刺交換タイムへ。異なる業種の方々と、仕事のことや家庭のこと、さまざまな話題で積極的にコミュニケーションを取っていました。子育てと仕事の両立、今後のキャリアのことなど、同じ悩みを抱える女性同士が共に高め合う価値のあるセミナーとなりました。







おおいた働く女性応援プロジェクト WomanNEO
https://mama-no-mama.jp/woman-neo/

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