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2025.04.01

”一歩踏み出し、想いをカタチに”
大分県、女性起業家支援の最前線!

”一歩踏み出し、想いをカタチに”<br>大分県、女性起業家支援の最前線!

「ママのままプロジェクト」では、新コーナー「オーナーママさんいらっしゃい」がスタート!熱い想いを胸に、大分で起業という夢を叶えたパワフルなママたちのストーリーをお届けする予定です。実は、女性の起業支援が手厚い大分県。コーナーのスタートに先駆けて、女性の起業家創出を推進する大分県商工観光労働部 経営創造・金融課 経営創造班 土田真由美さんにインタビュー。「なぜ大分県は女性の起業を応援しているのか?」「どんなサポートが受けられるのか?」「女性ならではの視点から生まれるビジネスの可能性とは?」起業に興味があるママはもちろん、「いつか私も…」と夢見るママも必見。きっと勇気とヒントがもらえるはずですよ。



”一歩踏み出し、想いをカタチに”
大分県、女性起業家支援の最前線!


「ママのままプロジェクト」では、新コーナー「オーナーママさんいらっしゃい」がスタート!熱い想いを胸に、大分で起業という夢を叶えたパワフルなママたちのストーリーをお届けする予定です。実は、女性の起業支援が手厚い大分県。コーナーのスタートに先駆けて、女性の起業家創出を推進する大分県商工観光労働部 経営創造・金融課 経営創造班 土田真由美さんにインタビュー。「なぜ大分県は女性の起業を応援しているのか?」「どんなサポートが受けられるのか?」「女性ならではの視点から生まれるビジネスの可能性とは?」起業に興味があるママはもちろん、「いつか私も…」と夢見るママも必見。きっと勇気とヒントがもらえるはずですよ。

女性起業家の壁を打ち破る
大分県の取り組みとは

ー大分県では長年、女性の起業家創出に取り組んでいるとお聞きしました。

大分県では、2017年から女性起業家創出促進事業を実施しています。創業を考えている女性をターゲットに、セミナーやワークショップを通じて、起業に必要な知識やネットワーク構築を支援しています。2017年からの8年間で、65名の女性起業家を輩出し、女性ならではの視点を活かしたビジネスの支援を促進してきました。

ー事業の立ち上げの背景を教えてください。

2015年より、地域経済の活性化を目的として創業支援に注力し、まずは「おおいたスタートアップセンター」を開設し、起業を目指す方々への支援事業を開始。しかし、事業を進める中で、女性の創業割合が低いという現状が判明しました。女性ならではの視点や発想は、地域社会の課題解決や新たな価値創造に貢献する可能性を秘めています。女性が起業する上での障壁を把握し、潜在的な起業意欲を喚起し、安心して起業に挑戦できる環境を整備するため、「女性起業家創出促進事業」を始動させました。



ー女性起業家が少ないのには、どのような理由があるのでしょうか?

女性が起業するにあたって、主に2つの課題があると考えています。1つは知識や情報が得られる機会が少ないこと、もう1つは起業家同士のネットワークが不足していることです。これらの課題に対応するため、セミナーやワークショップを通じて、女性の潜在的な起業力を引き出すという目的を明確にしました。




多角的な支援戦略で
自分らしい起業を実現

ー令和6年度の具体的な支援内容について教えてください。

「Oita Wings Project」として、セミナーとワークショップを通じて、起業に関する基礎的知識と実践的スキルを磨く、特に事業計画の策定と資金計画に重点を置いていました。先輩起業家、金融機関、、中小企業診断士などの専門家による指導を通じて、参加者のビジネスプランをブラッシュアップさせていきます。最後は、支援者や支援機関とのマッチングを目的に成果発表会を実施しました。



ー参加女性の年齢層や事業への参加理由など特徴はありますか?

大学生から子育てが一段落した世代まで多様で、参加理由もさまざまです。子育て中の方、以前の職場で自分のやりたいことができなかった方、ライフステージに合わせて柔軟に起業を目指す方など、また、起業の形態も個人事業主や小規模な事業が多く、家族の理解を得ながら、自分のペースで事業を展開しようとしている点も特徴的ですね。



ー男性の起業家と比べて、女性起業家ならではの特徴はありますか?

男性起業家が市場性や収益化を先に考えるのに対し、女性起業家の特徴的な傾向として、”想い”や”課題解決”を重視する点が挙げられます。社会課題や個人的な経験から生まれた問題を出発点とすることが多く、例えば、子育て支援や産後ケアなど、自身の経験に基づくビジネスモデルを構築する点があります。また、収益よりも社会的意義を重視し、料金設定も低めに設定する傾向も。成長スピードは遅いものの、着実に事業を継続し、柔軟な働き方を実現している印象です。

ーそういった女性に対し、どのようなサポートをしているのでしょうか?

彼女たちの社会的意義を重視する姿勢を尊重しつつ、経済的持続可能性を高めるための多角的な戦略を採用しています。



まず、専門家による包括的な支援として、単なる料金設定の引き上げではなく、事業の価値を適切に評価し、市場に見合った価格設定の方法を指導します。これは、起業家の社会的使命感を維持しながら、経済的自立を促進。また、ビジネスの視野を広げるアプローチとして、初期の事業アイデアを多角的に分析し、潜在的な顧客層や市場機会を探ります。例えば、特定の課題解決サービスが、当初想定していなかった顧客にも当てはまる可能性もあります。事業の拡張性と収益性を高めるサポートを行っていきます。

さらに、成功している女性起業家のロールモデルを提示することで、社会的意義と経済的成功が両立する可能性も具体的に示します。起業家の独自の思いと市場ニーズのバランスを取りながら、一人ひとりにマッチする伴走支援を行っています。

ーこれまでの実績や具体的な成功事例を教えてください。

令和元年度には、女性の起業者数が全体の3割を超え、現在もその割合を維持しています。本事業を通じて、女性起業家同士のコミュニティも確実に形成されてきました。事業終了後も、参加者の皆様とは連絡を取り合う機会がありますが、多くの方がそれぞれの分野で活躍を続けていることを実感しています。
具体的には、平成29年度参加者の秦紀子さんは、布ナプキンの普及から始まり、現在は「株式会社curaso vilage」として店舗を構え、女性の雇用創出にも貢献しています。また、令和6年度参加者の増田こずえさんは、自身の産後うつ経験を原点に、理学療法士として産前産後の女性支援事業を展開。女性特有の課題に着目し、きめ細やかなサポートで悩める母親を支援しています。

お2人に共通するのは、ご自身の経験や共感から生まれた独自の視点と、専門知識を組み合わせ、従来のアプローチでは解決が難しかった社会課題に果敢に挑戦している点ですね。




女性起業家をバックアップ!
大分で夢をカタチにしよう

ー女性起業家の増加は、大分県にどのような影響を与えていると考えますか?

まず、女性起業家の増加は、地域の潜在的な社会課題を解決する新たな事業モデルを生み出しています。子育て支援、産後ケア、働き方改革など、これからさらに重要性が増す課題に対して、当事者視点からのイノベーションが生まれています。

また、女性起業家のネットワーク形成は、地域内の起業文化を醸成し、新たな経済的エコシステムを構築しつつあります。互いの事業をサポートし、リソースを共有することで、地域内の経済循環を促進しています。さらに、これらの起業家の多くが地域に根ざした事業を展開することで、地域経済の活性化と雇用創出貢献につながると考えています。



ー令和7年度の事業内容について、どのような変更や新しい取り組みを予定していますか?

これまでの8年間の実績を踏まえて、従来のセミナーや伴走支援の枠組みを発展させ、事業の裾野拡大に重点を置いていきます。具体的には、起業前の段階から支援を開始することで、より多くの女性が起業に挑戦できる環境を整備します。セミナー内容も、事業計画の基礎や資金計画の作成支援に焦点を当て、実践的なスキル習得を促進。さらに、国の支援事業やアクセラレーションプログラムなど他の支援事業、ビジネスチャレンジコンテストとの連携を強化し、成功事例の共有や横のネットワーク形成を通じて、起業家同士の相互支援と情報交換ができる環境を整えていきたいと考えています。



ー起業を考える女性へのメッセージをお願いします。

起業は難しく感じるかもしれませんが、大分県ではさまざまなセミナーを用意しています。まずは気軽に参加してみてください。同じ志を持つ仲間と出会い、悩みを共有することで、起業への不安が軽減されると思います。私たちと一緒に一歩踏み出し、想いをカタチにしてみませんか。

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