2023.02.28
今回新たにスタートするコーナー「俺の育休」。育休=女性が取得するというイメージがまだまだ根強いものの、県内企業でも男性の育休取得を推進する企業が増えてきました。障がいを抱えた人が高品質なものづくりに取り組む、大分市日出町の「ホンダ太陽株式会社」は、男性の育休取得を推進し、2021年8月にくるみん認定企業にも選出。今回は、実際に育休を取得した事業2課の岡本健司さんに、自身の育休を振り返ってもらいました。
入社3年目に結婚し、子どもが生まれた翌日から半年間育休を取得しました。私も妻も熊本出身で、近くに頼れる人が少なかったんです。初めての子育てを目の前に、夫婦2人で協力しながら育児したいと思ったことがきっかけでした。数年前、同じ部署の男性社員が取得した前例があったので、すぐに上司に相談したところ、快諾してもらいました。育休中は、仕事のことはしばらく忘れて、子育てに集中することができました。
夜泣きの対応や授乳といった子どものお世話は妻が、料理や洗濯、掃除といった家事は私が担当していました。もともと家事スキルは持っている方でしたし、家事も嫌いではありませんでしたが、料理は作るだけじゃなく、買い出しから片付けまでありますから…。それまで妻が担っていた家事の大変さを再確認しました。仕事に復帰した今でも、子どもをお風呂に入れるのは私の役目です。
育休取得前、ご飯は買って済ませてしまうことが多かったので、自分で作るようになってからは、料理のスキルは上がったかもしれません。あとは、節水や節電を心がけるようになりました。今振り返ってみると、まだまだ自分の時間があったので、もし2人目が生まれたら、また育休を取得したいと思っています。1回目よりも効率的に動いて、妻の負担を減らせるように頑張りたいです。
子どものおむつ替えからお風呂まで、何でも対応していましたが、夜泣き時はどうしても起きられませんでした…!
得意料理は「ペペロンチーノ」!どんどん上達して妻からもお墨付きをもらいました。
育休取得前から復帰後まで、サポートしていただきありがとうございました!生まれてから半年の子どもは、毎日顔つきも変わり、日々めまぐるしく成長します。育休を取得しなかったら、そういった子どもの成長を間近に見ることができませんでしたし、子どもとの触れ合い方がわからなかったかもしれません。時間の使い方への考え方も自然と上手くなったので、今後の仕事に活かしていきたいと思います。
岡本さんは、本当にストイックで、やるべきことにコツコツ取り組むタイプです。だから、育休中、子育てに対してもベストを尽くしていたことでしょう。自身では気づいていないかもしれませんが、定時に帰るために作業効率をアップさせたり、業務の改善方法を考えたりしてくれていました。これからも会社全体で応援し、全力でサポートしますので安心してくださいね。