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2023.09.19

ママ仕事file vol.6 [塩月 菜央さん]

子育てと仕事を両立するママのライフスタイルを紹介する「ママ仕事file」。今回は、フリーライターとして雑誌やパンフレット制作、インタビューの取材、原稿作成を行う塩月菜央さんにスポットを当てます。現在、4歳の娘さんを育てる彼女の業務内容や仕事のスタイル、フリーランスの魅力などを聞きました。

子育てと仕事を両立するママのライフスタイルを紹介する「ママ仕事file」。今回は、フリーライターとして雑誌やパンフレット制作、インタビューの取材、原稿作成を行う塩月菜央さんにスポットを当てます。現在、4歳の娘さんを育てる彼女の業務内容や仕事のスタイル、フリーランスの魅力などを聞きました。



Q 現在の業務内容を教えてください

現在は、情報誌の取材や、県内企業の会社案内の冊子やWEBサイト用の原稿作成がメインです。もともとタウン情報誌を制作する出版社で働き、10年前に独立してフリーライターになりました。実績を積みながら、結婚、出産を経て今に至ります。産後は、娘が1歳を迎えたタイミングから徐々に仕事を再開。1歳9ヶ月で保育園に入所させ、最近ではライティング業務に加え、Instagramの4コマ漫画のプロット作成、絵コンテ作成なども依頼されるように。徐々に仕事の幅が広がってきました。

Q フリーランスの魅力、大変な点を教えてください

メリットは自分でスケジュールを組み立てやすいので、運動会やお遊戯会といった子どもの行事に参加しやすい点です。また、仕事がひと息ついたタイミングで食事の準備をしたり、洗濯物を畳んだり、日中に家事ができる点もフリーランスならでは。デメリットは、子どもが体調不良になっても、代わりに取材に行く人がいない点です。現在は、どうしても外せない打ち合わせや取材の日に娘が体調を崩したら、夫に休みを取ってもらったり、病児保育を利用したりしながら対応しています。

Q 忘れられないエピソードは?

娘が3歳の頃、急性胃腸炎にかかり、夜中に腹痛が悪化し救急病院に運びました。治療を受け、朝の6時に自宅に帰り着いたのですが、その日は朝9時から九重で乗馬体験の取材が入っていて…。子どもを夫に託して、寝ずに取材へ行きました。そういったことが数回続き、ある時ついに夫から「娘が可哀想。今のまま続けるならもう仕事を辞めてほしい」と言われました。復帰した当初は、仕事のプレッシャーが大きく、どうしても仕事を優先させてばかりでした。娘が熱を出すたびに夫に頼りっきり、さらに、イライラやストレスをぶつけていたので夫も限界だったのだと思います。そう言われたのをきっかけに、「私はフリーライターであると同時に娘の母親でもある」と、自分の働き方や考えを見直すようになりました。


Q ライター業を続けてこられた理由は?

やっぱりこの仕事が好きだから。昔は、“子どもを言い訳にしたくない”、“弱みを見せたくない”と思っていたのですが、子育てをしていると自分の努力だけではどうにもならないことも多くあります。それに気づいてからは、「自分のできる限りのことを一生懸命する。それでクライアントに認めてもらえなかったら転職するのもアリ」と、思うようになりました。良い意味で吹っ切れたのかもしれません。そこから徐々に両立するための生活リズムが生まれ、今では夫も私の仕事を応援してくれています。

Q 今後のビジョンは?

これまで、たくさんの困難を乗り越えながら、なんとか家事、育児とライター業を両立してきました。仕事ばかり優先させてきましたが、最近「ようやく私も母になれたかな」と感じています。おそらく今後も、ライフステージが変わるたびに大きな壁が立ちはだかるでしょう。どんな逆境にも負けず、まずはこの仕事を“続けること”が目標です。そして、原稿のクオリティーは落とさないこと。好きな仕事に一生懸命な姿、プライドを持って取り組む姿を、娘に見せてあげられたら良いなと思っています。



平日のひとり時間

月に何度か平日にゆっくり休みを取り、愛犬と戯れたり、美容院やショッピングに行ったり、好きな本を読んだり、心と身体を休めるようにしています。


コーヒーブレイク

時間がないときはインスタントで済ますときもありますが、仕事がうまく進行しないとき、原稿が行き詰まったときは、豆を挽いてコーヒー飲んでリフレッシュしています。




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