2025.07.08
人生の中で、最も繊細で大切な瞬間に寄り添う「葬儀」という仕事。今回の「ママ仕事file」でご紹介するのは、大分県で葬祭事業、テニススクール、コインランドリー事業を展開する株式会社ファインで、10年近くキャリアを積みながら、母として、社会人として成長を続ける深田仁美さん。アルバイトからのスタートを経て、今では社内の中核を支える事務職として活躍中です。ひとつひとつの選択を丁寧に重ねてきた彼女の歩みからは、「自分らしく働く」ということの本質が見えてきます。
人生の中で、最も繊細で大切な瞬間に寄り添う「葬儀」という仕事。今回の「ママ仕事file」でご紹介するのは、大分県で葬祭事業、テニススクール、コインランドリー事業を展開する株式会社ファインで、10年近くキャリアを積みながら、母として、社会人として成長を続ける深田仁美さん。アルバイトからのスタートを経て、今では社内の中核を支える事務職として活躍中です。ひとつひとつの選択を丁寧に重ねてきた彼女の歩みからは、「自分らしく働く」ということの本質が見えてきます。
30歳の頃、「何か新しい仕事がしたい」と思い、占い師に占ってもらったところ、「あなたは“葬儀”の仕事が向いている」と言われ、興味本位で飛び込んだのがきっかけでした。最初は葬儀の司会者のアシスタントとしてファインで仕事をするようになり、式の流れや業界の空気感を肌で学びました。その後、アルバイトを経て、正社員へ。徐々に事務へと業務を移行し、電話応対や備品発注などを通して式の準備を支える仕事をしています。今では、会社のInstagram運営も担当。葬儀に関する情報や、地域とのつながりを感じられる投稿を通じて、“身近な葬儀”を発信することにも挑戦しています。
家事や育児において完璧を目指さないこと。これに尽きます。家の掃除は週に一度と割り切ったり、家事の一つひとつに頑張りすぎないようにしたり。自分を責めず、ゆとりを持つことが、結果的に子どもや仕事に向き合う余白になると感じています。また、私にとってこの会社は「初めての正社員」であり、仕事を通じてたくさんの成長を感じさせてくれた特別な場所です。社長や本部長の先見性にも刺激を受けていて、10年前に語られていたビジョンが、今まさに現実になっているのを見ると、この会社の未来を感じています。そんな気持ちが、仕事へのモチベーションにつながっています。
「葬儀はやり直せない」。この言葉が、私の心にずっと残っています。だからこそ、たとえ小さなことでも「やってよかった」と思ってもらえる工夫を大切にしたい。好きだった花を飾ったり、想い出のエピソードを盛り込んだ演出を考えたり…。再び式典の現場に立ち、司会として声を届けたいという気持ちもあります。また、子ども食堂の支援や“おひとりさま”向けの相談事業など、ファインが展開している新しい取り組みにも、もっと関わっていけたらと感じています。将来的には、自分の働き方が「両立のロールモデル」となるような存在になれたら嬉しいですね。
子どもと夫が寝静まったあとの、ひとり時間。タブレットでお気に入りの番組を観ながらお酒を飲むこの時間が、私の小さなごほうびです。
夫と息子が、同じポーズで並んで寝ている姿を見ると、なんだか笑えて癒されます。日常の中の、ほっとする一瞬です。
深田さんは、葬儀のセレモニー現場で経験を積みながら、現在はお客様とのコンタクトセンター業務を中心に、ファインの要となる存在として活躍しています。ご遺族にとって一度きりの大切な時間を支える仕事だからこそ、電話応対やご案内ひとつひとつに、現場経験に裏打ちされた思いやりが感じられます。育児と仕事を両立しながらも、新たなチャレンジにも積極的で、最近ではSNSの運営にも携わり、地域とのつながりや葬儀の温かさを発信してくれています。「自分らしく働くこと」を実現しながら、まわりを明るくし、会社の未来を一緒に築いてくれる深田さんのさらなる成長を、これからも楽しみにしています。
株式会社ファイン
https://www.issa-group.jp/