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「Woman NEO」第2期Vol.3

「Woman NEO」第2期Vol.3

シリーズ記事 2020.06.25
#健康サポート#柔軟な勤務体制#人と人のつながり#私の働き方③

私の働き方③
さまざまな働き方をしながら、それぞれのキャリアを築いている女性を紹介するシリーズ「私の働き方」。3回目の今回は、人とのつながりを大切にしながら高齢者介護の現場をまとめる施設長ら3人が登場する。

特別養護老人ホーム 風雅の里
施設長 梶本寛子さん(44)大分市

大学卒業後、医療と福祉で地域に貢献する父の姿を見て同じ道に進んだ。佐賀と大分の施設で生活相談員や主任介護支援専門員として計20年勤務。今年1月、施設長になった。「人と人のつながりを大切に」をモットーに71人の職員を束ねている。

自身は「心に響いたことは何でもチャレンジする。経験は仕事にも人生にも生きる」との信念を持っており、職員には「自らの意思による自律した働き方を」と呼び掛けている。

市内で1人暮らし。近くに住む家族と夕食を囲むひとときが癒やしで、「利用者さんにも、家族のような温かさを心掛けて接していきたい」と話す。

永冨調剤薬局
係長 渡辺美香さん(40)臼杵市

「地元で人と接する仕事に就きたい」と県外の短大を卒業後、生まれ育った臼杵市に戻り、事務職員(MP=メディカルパートナー)として入社。処方箋の受け付け、薬代の計算といった薬局業務を通じて患者の健康をサポートしている。

大分東、臼杵両地区(5店舗)の副ブロック長として社員の勤務時間の調整や、新人指導などにも当たる。目指すのは「皆が働きやすい職場」。女性が多く、子育てで時短勤務中の社員もいる。「一人一人の事情に配慮できるよう、日頃からコミュニケーションを意識している。社員同士が良き理解者でいたい」と話す。

患者の元気になっていく姿にやりがいを感じる。「これからも安心して安全に利用できる薬局であり続けたい」。今日も万全の準備をして、訪れる人を温かく迎える。

日建コンサルタント
設計部設計課 課長代理
柴田幸枝さん(44)大分市

大学を卒業後、県外で仕事をしていたが「古里で暮らしたい」と2010年にUターン。同社に入り、主に自治体が発注する上水道の設計を担当している。

現在は第2子の育児時短制度を活用して仕事をしている。子どもが体調を崩したときは、自宅でテレワークに取り組む。「仕事と家庭の両立について社長と相談し、柔軟な勤務体制にしてもらえたことでストレスが軽減した」という。

産休中に難関資格を取得。同社はその費用を負担し、手当も支給している。柴田さんの働き方は、会社のホームページでも紹介しており、後輩の中にはその内容を見て入社を志した女性もいるという。柴田さんは「もっと増えてほしい」と「未来の同僚」に期待している。
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