創業から9月で118年を迎える第一生命保険では今年度、女性リーダーたちが「“大分の皆さまから選ばれ続ける”保険会社を目指して」をスローガンに、お客さまサービス向上のため会議を重ねている。

県内に15の営業オフィスを構える大分支社では毎月、支社内勤とオフィス内勤が一同に会する「ＤＳＲ会議」を開いている。ＤＳＲとは、Dai-ichi's Social Responsibilityの略。一般的にはＣＳＲ（企業の社会的責任）と称されるが、それを“第一生命の社会的責任”と明確化し、さまざまなお客さまサービス向上のための課題共有と解決策を検討している。

例えば、ご契約お手続き完了点検。ご加入いただいたお客さまのもとに保険証券が届くタイミングで訪問し、加入内容の再確認等、保障内容のご理解を深めていただく取り組みを行っている。点検率は全社で70％を超えるが、大分支社では80％を目指して生涯設計デザイナー（営業員）の教育を推進している。お客さまサービス向上につながる指標を５つ掲げ、１年間にわたって５チームに分かれて実績向上に向け取り組みを行ってきた。

ＤＳＲ会議を研修からディスカッション中心のスタイルに変えたという平野希さん。チーム編成にも過去にない方法を取り入れた。「職位や担当、所属の垣根を越えて編成したチームは、横のつながりを強化でき、取組みのアイデアがいくつも出され、想像以上にプラスの効果を発揮しました」

今後は、事務処理能力に長けた内勤職員が、生涯設計デザイナーと一緒にお客さまのもとに出向き、複雑なお手続きをサポートする。既に死亡保険金や入院給付金のお手続きにはこのサービスを導入しており、お客さまにも好評だという。

 

女性の活躍が推進されているのも、福利厚生制度がしっかり整っているから。平野さん自身も、３度の育児休暇を経験し、復帰の都度、キャリアを積んできた。平野さんのように、会社の未来を担う女性リーダーが今後も増えていきそうだ。



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