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「Woman NEO」vol.4

女性の活躍推進企業 広がる

シリーズ記事 2019.07.25
#厚生労働省#女性活躍#認定制度

女性の働き方は、結婚や出産などライフステージに応じて変わります。その変化を理解し、サポートしてくれる企業が増えれば、女性が活躍できる場がぐんと広がります。そんな企業を見つける参考の一つとなるのが、厚生労働省の認定制度です。

「えるぼし」を参考に

「えるぼし」は、女性活躍推進法に基づいて行動計画を策定し、届け出た企業のうち、女性の活躍に関する取り組みが優良な企業を厚生労働大臣が認定するものです。「えるぼし」の「L」にはLady(女性)、Labour(働く、取り組む)、Laudable(賞賛に値する)などの意味があり、マークは、エレガントに力強く活躍する女性をイメージしています。
企業が策定する行動計画には、従業員の仕事と子育ての両立を図るための環境整備や多様な労働条件整備に取り組む際の期間、数値目標などが盛り込まれます。



5つのうち、改善を目指しながら1~2つの基準を満たせば1段階、3~4つなら2段階、5つ全てで3段階と、認定には段階があります。

認定企業は県内にも

「えるぼし」の取り組みは2016年にスタート。県内では19年6月19日現在、2社が認定されています。現在、行動計画の策定が義務づけられるのは「常時雇用する労働者が301人以上」の企業ですが、今年5月に女性活躍推進法が改正され、対象が同じく「101人以上」の企業に拡大されることになりました(3年以内)。県内には、策定が義務づけられていなくても行動計画作りに取り組んでいる企業もあります。取り組みに積極的な企業は、女性が働きやすい職場づくりに熱心な企業といえます。企業姿勢を知るために、就職などの際に大いに参考にできそうです。

※詳しくは大分労働局ホームページ内「女性活躍推進法」
(https://jsite.mhlw.go.jp/oita-roudoukyoku/hourei_seido_tetsuzuki/koyou_kintou/jokatu.html)で確認を。

「くるみん」マークも

 


女性の活躍支援に取り組む企業を認定するのが「えるぼし」なら、子育ての両立支援に取り組む企業を認定するのが「くるみん」です。次世代育成支援対策推進法に基づいて行動計画を策定し、目標を達成して10項目の基準を満たした企業を厚生労働大臣が認定します。
対象となるのは「常時雇用する労働者が101人以上」の企業。「育児休業の取得率を男性社員7%以上、女性社員80%以上にする」「小学校入学前までの子を持つ社員の短時間勤務制度を導入する」など、目標は企業の現状や職場のニーズによってさまざまに設定されます。
制度は2005年に始まり、県内では19年6月19日現在で29社が認定されています。ハイレベルの取り組みをする「プラチナくるみん」認定企業も2社あります。「えるぼし」と同じように「くるみん」も、職場選びの参考にしてはいかがですか。
※詳しくは大分労働局ホームページ内「次世代育成支援対策推進法」
(https://jsite.mhlw.go.jp/oita-roudoukyoku/hourei_seido_tetsuzuki/koyou_kintou/_119591.html)で確認を。
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