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「Woman NEO」第4期Vol.3

「Woman NEO」第4期Vol.3

シリーズ記事 2022.09.21
#トークセッション#株式会社日豊ケアサービス#プライベートも大切に#第一生命保険株式会社

大分で働く女性から学ぶトークセッションを開催

WomanNEOは7月21日、大分市の県消費生活・男女共同参画プラザ「アイネス」でセミナーを開いた。県内で活躍する女性3人が「私らしい『働き方』で仕事もプライベートも充実」をテーマにトークセッション。仕事のやりがいや、転機になった出来事など自身の経験を踏まえた話に、働く女性19人が熱心に耳を傾けた。

(ファシリテーター)
大分合同新聞社 ビジネスサポート部 渡部さおり

(登壇者)写真右から
大分放送 総務局人事部 担当部長 清家千由紀さん
大分キヤノンマテリアル インクジェット技術第一課 主幹 佐藤千恵美さん
トキハ 本店営業部 3Fフロアマネージャー 太田美乃里さん

やりがいを持って働く
プライベートも大切に

それぞれ専門性の高い職場で管理職として働く3人。始めにこれまでの仕事を振り返り、やりがいなどを語った。トキハで婦人服売り場を担当してきた太田さんは、ポジティブな気持ちで働くことを心掛け「お客さまの笑顔がモチベーションになっている」と話した。大分キヤノンマテリアルの佐藤さんは、入社2年目でトナーの新製品の立ち上げを経験。「製品を一から作り上げることにやりがいを感じた。当時、同僚は男性ばかりだったが、良い意味で女性扱いせず、何でも挑戦させてくれた」という。大分放送の清家さんはテレビの視聴者をはじめ「人とのつながりを大切にしてきた」と話し、「仕事で行き詰まった時は視点を変えてみるとやりがいを再発見するきっかけになる」とアドバイスした。

転機になった出来事として、太田さんは30代の10年間、店舗運営を担当した経験を挙げ、「時には失敗もしたが、取引先や同僚と良好な関係を築くことで良いチームになれた」と振り返った。佐藤さんと清家さんは、体を壊したことをきっかけに仕事中心の生活への考え方が変化した経験を語った。佐藤さんは「プライベートを犠牲にしすぎず自然体で仕事をしている」。清家さんは「仕事以外に何か楽しめる別の軸を持った方が良いと思い、自分の時間を大切にし始めた。そうすると仕事への考え方も緩やかになった」と話した。

選択肢はたくさんある
自分が納得する人生を

未来の自分の姿を描けず悩む女性が多いことに話題が及ぶと、太田さんは「部下が明るいキャリアプランを描けるよう楽しく仕事する姿を見せたい」。佐藤さんは「たくさんある人生の選択肢の中から、自分自身が納得する道を選んで」と述べた。清家さんは後輩に向けて「日々、小さな達成感を積み重ねながら仕事に励んでほしい」とエールを送った。

参加者からは「壁にぶつかったときどのように乗り越えたか」や「仕事とプライベートを上手に切り替えるには」などの質問が出た。
トークセッション後、登壇者の3人も交え、参加者同士、名刺交換などをして交流を深めた。

第一生命保険株式会社 大分支社

両立支える制度整え
キャリアアップ応援




女性が多く働く第一生命保険は、仕事と家庭の両立を支えるさまざまな制度や仕組みを整えている。
社員が産休、育休から復帰する際は、話し合いの上で柔軟に勤務時間や業務内容を決める。子どもが小学校に入学した4月末まで、短時間勤務も選択できる。テレワークを推進し、1時間単位で休暇が取れる制度も新設した。
大分支社では2025年までに、課長級以上に占める女性を過半数にするという目標も掲げている。
大分支社営業推進グループの大塚由佳課長は入社20年目。内勤が長く、2年前から現職となり、新たに顧客接点業務を経験している。「お客さまとじかに接するので、勉強になることも多い」
3人の子どもの母親で、「職場の理解や両親に助けられている」と感謝を口にする。「目標とする先輩が身近にいる。私も後輩の目標になれるよう、ワークライフバランスを考えながらキャリアアップを目指したい」と決意を語った。

第一生命保険株式会社 大分支社
大分市中央町1-1-15 TEL097-534-0241
https://www.dai-ichi-life.co.jp

株式会社日豊ケアサービス

実用的な制度を創設
多様な働き方に対応




宇佐、豊後高田両市で、介護付き有料老人ホームやデイサービス、訪問介護サービスの運営、福祉用具の販売などを展開する日豊ケアサービス。以前、家族の看護や介護などで社員が離職してしまうことが課題だった。
その解決を目指し、時間有給休暇など、社員のさまざまなライフステージに対応できる実用的な制度を創設した。産休や介護休暇を取る社員だけでなく、介護をしながら働く社員にも個別の支援プランを作る。介護体制の相談に乗り、勤務時間や休みなどに関する希望を反映するなど寄り添った取り組みを進める。
老人ホームの生活相談員を務める藤原幸子さんは、入社13年目。1日6時間、週5日勤務の短時間正社員で、3人の子育てと両立している。「子の介護休暇も利用しました。時間有給休暇の制度で、時間の余裕ができ心の余裕にもつながっています」と喜ぶ。入所者の家族に安心してもらうために「認知症など医療面の知識も深めたい」と新たな目標を定める。

株式会社日豊ケアサービス 豊後高田市新地1157
TEL0978―22-2934
http://www.olive-care.com/
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