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「Woman NEO」第5期Vol.4

「Woman NEO」第5期Vol.4

シリーズ記事 2023.11.29
#株式会社豊後企画ホールディングス#第一生命保険株式会社#生き方、働き方#セミナー

大分で働く女性から学ぶトークセッションを開催(前編)

Woman NEOは10月24日、大分市の大分合同新聞社で、「私らしい『働き方』で仕事もプライベートも充実」をテーマにトークセッションをしました。県内で活躍する女性3人が登壇し、30人の参加者を交えて、仕事のやりがいや転機になった出来事などについて語り合いました。今回と12月13日の2回に分けてトークセッションの要旨を紹介します。
〈ファシリテーター〉大分合同新聞社 ビジネスサポート部 マネージャー 渡部さおり

異動や新たな業務を転機に
仕事に対する意識が変わる

―今回は業種が異なる3人が登壇してくれました

豊和銀行 人事部副調査役 村山由奈さん
三和酒類 サポート本部システム室チームリーダー 倉原恵理子さん
社会医療法人 敬和会 大分岡病院 人事部、敬和会ダイバーシティ推進本部 小副川直子さん

まずは皆さんの仕事や、やりがいについてお聞かせください。

村山 新入行員の研修や採用などに携わっています。若い人がどんどん成長し、以前はできなかったことができるようになったり、役職に就いたり、行内で表彰を受けたりしている姿を見ると、この仕事をしていて良かったと感じます。

倉原 会社のシステム更新を担当しています。社員にプログラミング技術も教えていて、業務の効率化につながったときはうれしいですね。小学3年と1年の娘がいて、今は短時間勤務をしています。コアタイム以外は自由に働けるフレックスなので、助かっています。

小副川 高校2年の娘がいるシングルマザーです。ダイバーシティ推進本部で複数のワーキンググループに参加しています。LGBTQ+を含む、誰もが働きやすい職場づくりに向けて、どうすればいいかをチームで考えてきました。取り組みが認められたときはうれしかったですね。

 

 

―働く上で転機になったことや、ピンチに陥ったことはありますか。

村山 営業店から人事部に異動したとき、上司から「これからは試験に絶対合格しないといけないよ」と言われました。銀行員はいろいろな資格が必要です。人事部で試験を担当する立場になったとき、「まずは自分がきちんとしておかないと」と意識するようになりました。

倉原 10年前、基幹システムの再構築という大きなプロジェクトのリーダーを任されました。テスト中はピンチの連続。ちょうどOSのバージョンアップのタイミングも重なって大変でしたが、システムの安定稼働に向けて、チーム全員が「やるしかない」という気持ちで何とか乗り切りました。

小副川 2014年に、当時の上司が事務局長を務める学会の事務局を担当したのが転機です。いろんなスキルが身に付きました。まだ子どもが小さかったので上司に相談したら、「やりたいならやってみればいい、子どもを理事会に連れてきてもいい」と言ってくれました。うれしくて、「自分ができることをしっかりやろう」と思いました。

(続く)

株式会社豊後企画ホールディングス

1時間単位の有休活用
県外リモートワークも




「不動産の総合コーディネーター」豊後企画集団をはじめ、リフォームなどを手がける豊後建築工房、個別指導塾や旅行事業などを展開する豊後ドリームラボ、中津市で不動産業を行うシゲル産業など5社・2団体を傘下に収める豊後企画ホールディングス。グループ従業員164人のうち、女性は52%を占める。
豊後企画集団で総務経理部経理グループ長を務める野﨑唯さんは入社8年目。長男出産後の今年2月に職場復帰し、共働きの夫と協力しながら子育てと仕事に励んでいる。「産休・育休を経験した先輩のアドバイスがとてもありがたい。1時間単位で有給休暇が取れる制度は、とっさの事態に対応できて助かる」
県内外で営業や販売の仕事を経験後、大学時代に興味を持った不動産事業に携わろうと同社に入った。「メリハリのある働き方や、アットホームな社風が気に入っている」。家庭の事情で県外に移った従業員3人がリモートワークで働き続ける新しい形も生まれている。「産み育て、働き続けたいという後輩の道しるべになりたい」と目標を語る。

「後輩の道しるべに」と張り切る野﨑さん
リニューアルしたオフィスで仕事に集中




株式会社豊後企画ホールディングス
大分市王子南町5-6
TEL 097・537・4975
https://www.bunki.jp/

第一生命保険株式会社 大分支社

柔軟な働き方を支援
仕事も私生活も充実




多くの女性が活躍している第一生命保険。入社19年目の安達奈穂さんは、大分支社のエリアスーパーバイザーとして、営業オフィス事務に関する運営の取りまとめなどを担っている。大分別府ブロックのエリアリーダーと日出杵築営業オフィスの事務も兼務している。
小学3年と6年の子どもの母親でもあり、多忙な日々を送るが、「仕事で同僚に頼りにされた時にやりがいを感じる」という。フレックスタイム制やテレワークの導入など「柔軟な働き方の仕組みが整っており、ワークライフバランスを保ちながら働くことができている」と充実の表情を浮かべる。例えば、子どもの用事の際、数時間の休暇を取得し、用事の後はテレワークをするといった働き方も選択できる。数年おきにある異動の際は、家族の状況によって勤務地などを考慮してくれるため、安心して長く働き続けることができるという。
「子育てが落ち着いてきたので、もう少し仕事に比重を置きたい。これからもキャリアアップを目指していきたい」と話す。

「キャリアアップを目指したい」と話す安達さん
エリアスーパーバイザーなど三つの立場を兼務



第一生命保険株式会社 大分支社
大分市中央町1-1-5 TEL097-534-0241
https://www.dai-ichi-life.co.jp
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