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女性活躍推進のために
企業ができること- シリーズ記事 2025.01.30
- #女性活躍推進#株式会社豊後企画ホールディングス#セミナー#株式会社永冨調剤薬局
女性の活躍推進に力を入れる企業が大分県内でも増えています。県は「女性活躍応援県おおいた」を掲げ、働く女性や働きたい女性への支援、仕事と家庭を両立できる環境づくりなどを進めています。1月に中津市であった経営者向け女性活躍推進セミナーの要旨と、県が展開する施策の一部を紹介します。
県主催の女性活躍推進セミナーが16日、中津市の中津商工会議所で開かれました。企業の経営者や人事担当者ら約30人が参加し、誰もが働きやすい環境づくりについて学びました。
大分大の松浦恵子学長特命補佐=ダイバーシティ(多様性)、男女共同参画担当=が、女性活躍推進とダイバーシティの現状について基調講演しました。男女平等の実現度合いを数値にした「ジェンダー・ギャップ指数」が日本は146カ国中118位という状況などを指摘し、ダイバーシティ経営の重要性を強調しました。

ダイバーシティ経営とは、多様な人材を生かし、その能力が最大限発揮できる機会を提供することで、イノベーションを生み出し、価値創造につなげる経営を指します。「実践には経営者や現場管理職の取り組み、人事管理制度の整備が重要」と話しました。
男女の役割を決めつけず、「全ての人が希望に応じて家庭でも仕事でも活躍できる社会が令和モデル」と説明。ダイバーシティ推進を妨げる日本社会の課題の一つに、性別によるアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)を挙げ、「女性だからリーダーに向いていないとか、女性はすぐ辞めるため育成しても無駄だといった先入観を持つ人がまだ多いのでは。社内でアンコンシャス・バイアスの研修や、成果・スキルに基づく公平な評価基準の設定などに取り組んでみてほしい」とアドバイスしました。

三和酒類(宇佐市)の女性社員による実例報告や、人材開発専門家の講演もありました。
同セミナーは2月4日午後2時から、佐伯市のさいき城山桜ホールでも開催されます。事前申し込み制で、参加は無料です。
大分大の松浦恵子学長特命補佐=ダイバーシティ(多様性)、男女共同参画担当=が、女性活躍推進とダイバーシティの現状について基調講演しました。男女平等の実現度合いを数値にした「ジェンダー・ギャップ指数」が日本は146カ国中118位という状況などを指摘し、ダイバーシティ経営の重要性を強調しました。

ダイバーシティ経営とは、多様な人材を生かし、その能力が最大限発揮できる機会を提供することで、イノベーションを生み出し、価値創造につなげる経営を指します。「実践には経営者や現場管理職の取り組み、人事管理制度の整備が重要」と話しました。
男女の役割を決めつけず、「全ての人が希望に応じて家庭でも仕事でも活躍できる社会が令和モデル」と説明。ダイバーシティ推進を妨げる日本社会の課題の一つに、性別によるアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)を挙げ、「女性だからリーダーに向いていないとか、女性はすぐ辞めるため育成しても無駄だといった先入観を持つ人がまだ多いのでは。社内でアンコンシャス・バイアスの研修や、成果・スキルに基づく公平な評価基準の設定などに取り組んでみてほしい」とアドバイスしました。

三和酒類(宇佐市)の女性社員による実例報告や、人材開発専門家の講演もありました。
同セミナーは2月4日午後2時から、佐伯市のさいき城山桜ホールでも開催されます。事前申し込み制で、参加は無料です。

株式会社永冨調剤薬局
職場の協力得ながら
管理職と子育て両立

薬剤師の宮崎真美さんは、医療機関勤務を経て2019年から永冨調剤薬局で働き始めた。患者と接する仕事にやりがいを感じており、店舗だけでなく在宅療養中の患者宅を訪れ、服薬指導などをしている。
4歳の長女の子育て真っ最中。出産後9カ月で職場復帰し、現在はフルタイムで働く。夫と協力し、母の助けも借りながら、仕事と家庭を両立させている。
24年4月、大分市の南大分~竹中エリアの5店舗を統括するブロック長に就いた。現場の仕事に加え、店舗運営も任されるようになった。引き受ける際、他のブロック長から「家庭のことも職場のことも、みんなで協力するから何でも言って」と言われたという。「頼りになる先輩ばかりで働きやすい。研修など教育体制もしっかりしている」と話す。
管理職になり、「みんなに楽しく働いてほしい」との思いを強めている。「それが患者さんファーストの薬局づくりにつながる」。現場を大切にし、共に働く職員の声に耳を傾けている。

株式会社永冨調剤薬局
大分市下郡北1-4-45
℡097―554-3333
https://www.nanohana-ph.jp/shop/kyusyu/ooita/cat/nagatomi-honten.php
株式会社豊後企画ホールディングス
子育て中の女性多く
多様な働き方選べる

豊後企画ホールディングスのグループ会社・豊後企画集団の賃貸仲介事業部で働く田口遥さんは2018年に入社した。3年前から店長業務を任され、現在はお部屋ラボ別府店の店長を務める。接客に当たる部下のフォローや契約の管理、店舗マネジメントを担っている。
大学時代にインターンシップに参加し、「若手や女性が多く、働きやすそう」と感じた。入社後もイメージは変わらず、「何でも話しやすい職場で、みんな仲が良い。比較的早く主任や店長になる機会もある」と笑顔で話す。
産休、育休を取って働き続ける女性社員は多い。休職明けは事務職やパートだけでなく、そのまま管理職として復帰する人もおり、さまざまな選択肢がある。1年前に結婚した田口さんは、子どもができても賃貸仲介の店舗で働きたいという。
「子育て世代のお客さまに、自分の経験を生かして最適な物件を紹介できるようになれば、営業職として強みになる。いろいろな働き方ができることを示し、女性社員のロールモデルになりたい」

株式会社豊後企画ホールディングス
大分市王子南町5-6
℡097-537-4975
https://www.bunki.jp/