2020.07.07
先週に引き続き、第二弾は、大分に住むママたちのこれまでの人生を綴った「ママスタイル」のコーナーから、印象に残ったフレーズを担当ライターが厳選しました。総勢35名のママたちが語る言葉はどれも素敵なものばかりですが、中でも、ママからママへ贈る、心に響く言葉をチョイスしてみました。妊娠、出産、子育て、家事と仕事との両立…、などたくさんの苦労や経験を重ねてきた同じ女性だからこそ、心を動かされる、共感できる言葉ばかりです。
UEMURA BREAD 上村 貴子さん
臼杵市の山間でご主人とパン屋を営む上村さん。「ママスタイル」の記念すべき第一回目で紹介させてもらいました。まるでジェットコースターのような経験をしているからこその、説得力のあるこの一言がとても印象に残っていると同時に、何があっても今の経験は無駄にならないと感じさせてくれる言葉でした。
整理収納アドバイザー 板井 善江さん
広告代理店でキャリアを積み、現在は整理収納アドバイザーとして活躍する板井さん。ダウン症のお子さんを通じたくさんの大切な繋がりが生まれ、「今」を大切に生きることが大事だと語ってくれた彼女の印象的な一言。整理することは、単に見た目だけではなく、必要なモノを選び向き合うことで、人生を見直すきっかけになるということを教えてもらいました。
専業主婦 萩尾 明日香さん
昨年、6人目のお子さんを出産し子育てに奮闘中! めまぐるしい日々の中で常に「今しかない今」を思い切り楽しんでいる様子で、育児でたくさんの失敗を経験してきたからこそ言える説得力のある言葉です。6人の子どもと向き合う肝っ玉母の言葉は、働くママや専業ママなど、立場は違えど子育てに悩むママの心に染み渡ります。
助産師 永野 由香さん
看護師と助産師の資格を持ち、その知識や経験を誰かのために役立てたいと話してくれた永野さん。情報過多の時代だからこそ、何を信じていいのかと迷ってしまうこともあるかもしれませんが、100人いれば100通りの出産、育児の形があって当たり前。それで大丈夫なんだよ!と、まるで仏のような笑顔で話してくれたのが印象的でした。
タイルクラフト講師 福田 朱美さん
子育てがひと段落して「働く」ことを意識し始めた時、みんないろんなことを考え悩みますよね。子育てに悩みながら、コンビニでパートとして働き始め、偶然出会ったタイルクラフトに魅了され、パートと並行してタイルクラフトの資格を取るために猛勉強。長年勤めたコンビニのパートをやめ、そこから新しい自分の道が拓けたと話しくれました。新たな一歩を踏み出すためには、勇気を振り絞って何かを手放すことも大事だと教えてくれました。
コーチング講師 渡邊 陽子さん
看護師として厳しい医療現場で働き、その後、医療現場を少しでも笑顔のある場所に…とプロコーチングの資格を取得。別府大学で非常勤講師も勤め、多くの学生に関わってきた渡邊さんのこの言葉に、自らの子育てにも置き換えて考えれるな…と身の引き締まる思いがしました。『人生の選択において、遠い方を選べ』という渡邊さんに影響を与えた恩師の言葉も、今もずっと心に残っています。
わくわく実験室ふぁみらぼ代表 廣瀬 菜美子さん
子どもたちに科学の楽しさを伝えたいと活動する廣瀬さんの言葉。ネット配信の動画でバーチャル体験ができる便利な時代だからこそ「失敗が成功に変わる成功体験を通じて、好奇心を育てて欲しい」というメッセージに心打たれました。体験、経験することは人生において何よりの宝だと改めて感じました。
くらしソムリエ 藤田 郁子さん
数ある取材の中で「素敵な人だったなぁ」ととても印象に残っている、整理収納アドバイザーの藤田さんの一言。整理収納を通じて人生そのものを整理するという考えも納得でしたが、色々な人の話を聞いた時、一度自分で整理して噛み砕いて吸収するという藤田さんの話の延長線に、この言葉が出てきました。「あの人はできるのに私ができない…と比べることなく、あなたはあなたのままで…」という若いママたちへのメッセージに元気づけられた人も多いのではないでしょうか。
弁護士 大呂 沙智子さん
3人の子育てをしながら、弁護士の仕事に邁進する大呂さんがインタビューの最後に語ってくれた言葉です。仕事と子育ての両立に悩みながら日々奮闘しているママたちに、抜けないトンネルはない!と勇気を与えてくれる一言のような気がします。シンプルな言葉だけど、”子育てが終わったあと、楽しい自分でありたい”と思わせてくれる、私にとってもとても心に残った言葉でした。
フリーアナウンサー 財前 真由美さん
お子さんが小さい時から、「大好き」「あなたたちを愛してるよ」という言葉を伝えてきたという財前さん。どれだけの愛情を注いでもダメな人間に育つかもしれないし、立派な人に育つかもしれない、でも私がやれることはやったと思いたい、愛情はきっと伝わるはずだから…とお子さんとの向き合い方を包み隠さず話してくれました。愛情深く、自然体、でも男前な性格の財前さんの大ファンになった取材でした。