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ママのまま代表とライターが語り合う<br>「ママスタイル」取材のすべて

2023.04.25

ママのまま代表とライターが語り合う
「ママスタイル」取材のすべて

「ママのままプロジェクト」の中でも、大分に住むママたちのさまざまなライフスタイルを紹介する人気コーナー「ママスタイル」。今回は、代表の佐藤宝恵と、「ママスタイル」の担当ライター・安達博子の対談をお届けします。たくさんのママに出会い、笑い合い、ときに涙しながらの取材…まさに二人三脚でコーナーを作り上げてきた2人が、ママのままプロジェクト立ち上げ時の話から、ママスタイルへの想い、撮影の裏話まで語り尽くしました。

ママと同じ目線に立ち、寄り添う
ママライターならではの取材

佐藤
これまでたくさんの人と対談をしてきましたが、プロジェクト発足から丸5年が経った節目の年に、番外編があっても面白いなと思って。仕事はもちろん、プライベートでも仲の良い安達さんとあらためて対談してみたいと企画してみました。

安達
あらためてよろしくお願いします。これまでを振り返ってみると、ママのままの立ち上げ時、佐藤さんからプロジェクトのコンセプトや意義を聞いて共感したのがきっかけでしたね。そこからママスタイルのライターとして参加し、あっという間の5年間でした。

佐藤
ママ向けのコミュニティサイトをスタートさせるにあたって、大分のママのヒストリーや人柄を深掘りして紹介していくコーナーは絶対必要だと思っていました。もともと安達さんとは友人だったし、気心も知れた仲。それに、ママの取材をしてもらうなら、同じ目線に立てるママライターがいいなと依頼しました。今まで本当にたくさんのママを取材してきましたが、振り返ってみてどうですか?



安達
5年間で60人以上のママたちを紹介してきました。やはりママスタイルの仕事は、他の仕事と比べると、正直大変です。1人の人生を取材して記事にするには、しっかりヒアリングして、リアルな思いや歩みを届けなければいけません。その分気合いもパワーも必要です。自分の気持ちが仕事という枠からはみ出し感情移入してしまうことも多いですね。

佐藤
取材に同行するなかで常に感じるのは、安達さんは、ママのリアルな声を聞くのがすごく上手い!もともと取材対象者と友だちだったかのようなトーンで話すので、彼女たちもすぐに心を開いてくれているのでしょう。

安達
まずは取材対象者に興味を持つことが大切。ママスタイルに限らずですが、取材が決まったら徹底的な下調べからスタートします。ストーカーみたいにSNSをチェックしたり(笑)、人となりや活動を知ることで、どんどん興味が湧いて、早く会って話を聞きたくなります。だから、不思議と現場では初めて会う気がしません。自分の知りたい欲のまま、質問攻めにしてしまうことも多いですね。

ママのまま代表とライターが語り合う<br>「ママスタイル」取材のすべて

ママの人生は常にドラマティック
みんな誰かを励ます力を秘めている

佐藤
一般的にインタビュー取材では、素晴らしい賞を受賞したり、社会に貢献するプロジェクトを立ち上げたり、話題性のある人を取り上げることがほとんど。しかし、ママスタイルでは、そんな輝かしいエピソードは優先項目ではありません。目の前を歩くママにも、何かしらドラマがあります。平坦な道ばかり歩むママは1人もいません。「自分は何もない」と自信のないママのエピソードが、誰かに感動を与えるかもしれないし、誰かの生きる力につながるかもしれない。ママのままプロジェクトは、6年目を迎えてどんどんコンテンツも増えているし、あらゆる角度から彼女たちに光を当てるようなプロジェクトも増えてきました。しかし、ママスタイルだけは、まったく変わらないコーナーであり続けたいです。ママのままの象徴のようなコンテンツだと思っています。



安達
取材したママをはじめ、多くの人に記事を読んでもらい、「泣きました!」「一生の宝物です」と言ってもらえるだけで幸せです。人の心を動かす記事を書くことができたという自信にもつながりますし、ライター冥利に尽きますよね。

佐藤
掲載後、ママたちから喜びの声をたくさんいただきます。「すごく緊張していたけど話しやすかった」「安達さんだから、楽しくお話できました!」という感想がよく聞かれます。はじめはママたちも「どんなライターさんが来るんだろう?」「何を聞かれるんだろう?」と不安に感じているけれど、安達さんはすごくフラットな取材で、ママたちの不安や緊張を払拭します。事前のリサーチの効果もあるのでしょうが、安達さん自身のママの経験値も大きいと思います。ママならではの辛さや大変さを理解して、共感して、時には一緒に泣いてくれたり。そのおかげもあって自然と言葉が溢れてくるのでしょうね。



安達
確かに経験も一因かもしれませんが、ママスタイルの取材で彼女たちからもらった知識やエピソードが取材で役に立ったりすることも多いです。取材で新しい知識を吸収することで、さらにママに近い視点で取材ができていると感じます。



佐藤
普段、自分の歩みを振り返る機会ってなかなかありませんよね。過去を回想することで、人生の棚卸しにもなります。いつ結婚して、出産して、当時何を考えていたのか。あの出来事があったから成長できたと、自分で自分を評価することができます。さらに、インタビューによって言語化され、他者評価にもつながります。それが彼女たちにとって自信につながり、とても素晴らしいことだと思います。ただ、サイトを運営している身として、常日頃から中立の立場にいないといけない、自制しないといけないと感じているのですが、話に共感しすぎて、私と安達さんの2人とも泣きながら取材することもありますよね(笑)。

安達
ひどいときは嗚咽をあげながら泣くことも…。インタビュアーが感極まって大泣きするってなかなかありませんよね(笑)。母を亡くした過去から、取材対象のママの同じような経験や、悲しい出来事を聞くと、そのとき彼女が味わった辛さを想像して、滝のように涙が溢れちゃいます。

ママのまま代表とライターが語り合う<br>「ママスタイル」取材のすべて

ママスタイルに登場したママたちによる
ママたちのための座談会を開催!?

佐藤
ママのままは、月に1回の編集会議で、私のやりたいことや今後の企画について編集部のみんなにアドバイスや意見をいただきながらどんどんブラッシュアップしていきます。そのプロセスのおかげで、充実したWEBサイトになってきているし、数々のイベントを成功させることができ、新しいプロジェクトも進行しています。

安達
編集部のメンバーとして大切にしているのは、佐藤さんの強い想いとアイデアを、どうやってうまく表現していくか。想いが強すぎると読者は離れていってしまうし、引き算しすぎるとつまらない企画になってしまいます。常に読者の視点を意識して、客観的な姿勢で企画を組み立てています。編集者の経験を武器に、読み手の視点は持ち続けていかないといけないと思っています。

佐藤
ママのままプロジェクトを支えるママアンバサダーさんたちも、もともとはママスタイルで取材を受けた人がほとんど。取材があったからこそ、人となりや活動について知ることができました。ママアンバサダーさんたちも驚くスピードでパワーアップしているので、今後の展開が楽しみです。





安達
ママアンバサダーの皆さんは、自分のためではなく、誰かのためにアクションを起こせる素敵な人ばかり。彼女たちのパワーやパッションがないと、ママのままプロジェクトはここまで大きくなっていないかもしれませんね。そして、ママのままプロジェクトにとって佐藤さんは絶対的存在。ブレないスタイルが本当にいい。この人の想いをカタチにしたいと考えています。ママアンバサダーさんたちも同じ想いなのではないでしょうか。

佐藤
嬉しい限りです。実は、今年中に実現させたい目標があります。ママスタイルの座談会やオフ会のようなイベントを実施したいと思っています。5〜6人の座談会の様子を取材するのも面白そう!

安達
ママスタイルに登場してくれた人、強い芯が通っている生き方をしているし、個性的な人も多いので、そういった人たちが語り合う場所を作っても良いですね。私たちの知らないところで化学反応が起きて、新しいものが生まれるかもしれません。実現させましょう。あとは、「目指せ、ママスタイル掲載100人!」ですね。2つの目標の実現を目指してコツコツ頑張っていきます!

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