2018.08.10
田中将朝さん・大塚真輝さん(株式会社POLA)
女性にとって「美容」は永遠のテーマ。メイクやスキンケアなど美容に関するトータルサポートをおこなう「株式会社ポーラ」では、「美」を届けるプロフェッショナルである「ビューティーディレクター」が活躍。一人ひとりに、きめ細やかなサービスを届けることで、世代を問わず多くの女性から支持を集めている。今回は、「ビューティーディレクター」に求められる資質や、POLAが大切にしている働き方やマインドについて、(株)ポーラ大分センターの田中将朝さん・大塚真輝さんに話を伺った。
-POLAの「ビューティーディレクター」は、どんな仕事をしているのですか?
田中:カウンセリングや施術など美容に関するさまざまなサービスをご提供し、お客様へ最高のキレイをお届けする「美」のプロフェッショナルです。お客様一人ひとりをサポートする専属カウンセラーでもあるので、「ビューティーディレクター」は、まさに「POLA」という会社そのものを表す存在ですね。
大塚:「ビューティーディレクター」には、様々な年齢層の方々がいらっしゃいます。鶴崎エリアには、今年でキャリア60周年を迎える84歳の方もいらっしゃるんですよ。
-「ビューティーディレクター」になるには、どうすれば良いのでしょうか?
田中:まず、POLAのショップオーナーによる面接を行います。「ビューティーディレクター」としての将来像や仕事に対する考え方、また、一人の女性として今後の人生をどう歩んでいくのかなど、パーソナルな部分までお話しいただきます。その後、POLAの大分センターで行うセミナーを受講していただき、「ビューティーディレクター」として活動するための資格を取得するというステップですね。
-面接の際、パーソナルな部分まで踏み込んでお話しされる理由は何ですか?
田中:POLAでは、一人ひとりの「こうありたい」「こうなりたい」という考えや、働くこと、美容に向き合う姿勢を大切にしているからです。また、心のつながりや、お互いに助け合っていくための環境づくりのきっかけにもなります。「ビューティーディレクター」へのチャレンジに、年齢やキャリアは全く関係ありません。各世代にロールモデルがいるので、その方々の背中を追い、相談しながらチャレンジできる環境が整っています。
大塚:「ビューティーディレクター」は、イキイキと仕事をしている方が本当に多いんですよね。「子どもが大学に進学してほしい」「マイホームを建てたい」という夢や目標を持っている、「たくさんの方々を元気にしたい」「自分を変えたい」という志を持っているなど、様々な方がいらっしゃいます。最初はお客様でしたが「自分もチャレンジしたい」と思い、「ビューティーディレクター」へ転身される方もいらっしゃるんですよ。
-「ビューティーディレクター」の活動をマネジメントするにあたって、大切にしていることは何ですか?
田中:私は、大分センターの責任者である「センターマネージャー」として、大分県内のPOLAのショップや「ビューティーディレクター」のマネジメント、サポートを担当していますが、「美意識」を大切にしています。私たちが考える「美意識」とは、他人に依存せず、自分らしさを見つけて発揮していくこと、そして、周囲の方々へポジティブな影響を与えていくことです。美容や美しさに対する「美意識」ではなく、個性や多様性を尊重する「美意識」がPOLAには根付いていると思います。
大塚:私は、各ショップの売上進捗や「ビューティーディレクター」の活動、新規のお客様とのつながりをサポートする「フィールドカウンセラー」です。現在の市場動向などを分析・報告し、「一緒に何ができるのか」を提案することを大切にしています。経験や知識が豊富な「ビューティーディレクター」の方々と仕事をすることが多く、こちらが学ばせていただくこともありますね。
-「ビューティーディレクター」の個性や多様性を尊重されていますね。
大塚:POLAには、人が本来持っている「美肌力」「活力」「魅力」の3つの力に着目した「サスティナブル美容理論」という考え方があります。その中の1つである「魅力」とは、「自分らしい美しさ」を表現すること。「ビューティーディレクター」が自分自身の魅力やお客様の魅力を引き立て、それぞれの「美しさ」を高め合う環境をつくることを大切にしています。
-結婚や出産など、ライフステージの転換期を迎える女性は数多くいらっしゃいます。「ビューティディレクター」の方々もそうなのでしょうか。
田中:「ビューティーディレクター」は、POLAで「働く人」ではなく「個人事業主」という位置づけなので、ライフスタイルに合わせた働き方をご自身でプロデュースできます。育児・家事と仕事を両立している方はたくさんいらっしゃいますし、それぞれの世代に「ビューティーディレクター」として働く方のロールモデルがあるので、安心して働くことができるんです。
-「ビューティーディレクター」としての力を高め、成長していくために必要なことは何ですか?
大塚:自分のためだけでなく、お客様や周囲の方々のために仕事に取り組むことですね。スキルや知識も大切ですが、そういった考えを持って仕事をしている方は、同じ商材を扱っている他の方と比べても成長のスピードが速いと感じます。
田中:あとは、自分自身の限界を作らず、志を高く持つことですね。自分自身の可能性を信じ、「ビューティーディレクター」としての初心を忘れなければ、仕事でつまずいたとしても、そこから立ち上がり成長していけるんです。そのサポートとして、社内資格や、各種ステータスの取得を通じたキャリアアップを行っています。そのまま「ビューティーディレクター」としての道を歩み続ける方もいらっしゃいますし、ショップオーナーとして独立し、マネジメントの道に進む方もいらっしゃいますね。
-仕事へのモチベーションが高い方は、どんどんチャレンジしていける仕組みがあるのですね。ショップ間やエリアなど、横のつながりを通じた取り組みもあるのですか?
大塚:1ヶ月に1度、各ショップの「ビューティーディレクター」を集めて勉強会を開催しています。若手の方々は、お互いの実績や、お客様へのアプローチ方法の共有などを通じて影響を与え合っていますね。
田中:同世代だけでなく、様々な世代の「ビューティーディレクター」同士の交流も大切にしています。年配の方々にとっては、若い世代が頑張っているからまだまだ負けられない、というモチベーションにつながりますし、若い世代の方々にとっても、生涯現役で働いている方の経験から学ぶことはたくさんあるはずですから。
-「ビューティーディレクター」の魅力はどこにあると感じますか?
大塚:何事も自分自身で決められるところですね。私たちは、働くために必要なものや自分を活かせる場所など、スタートのきっかけを提供しているだけなんです。そこから自分に必要なものをピックアップして、「こういう女性になりたい」「ママとしてこうなりたい」という目標を掲げ、自分らしく働けるところが魅力だと思いますね。
田中:POLAの仕事は、商品を売って終わり、サービスをして終わりではありません。私たちが大切にしているのは、働く方ご自身やお客様の人生を変えるきっかけづくりや、そこから新たな気付き・感動を生み出すことです。「ビューティディレクター」は、美容を通じてお客様の人生に寄り添う仕事。お客様としっかりした信頼関係を築くことができ、それが働くことへのモチベーションにもつながると思っています。
-POLAでは、これからの働き方を考えている女性に向けた「POLA リクルートフォーラム」を開催していますが、どのようなイベントなのでしょうか?
大塚:POLAの仕事やビジネスの仕組みをご紹介して、女性たちが働くためのきっかけを生み出すイベントです。多くの女性が活躍できる社会を実現するため、「一歩踏み出す勇気」を大分の皆さんにも感じていただければと思います。
田中:POLAといえば「訪問販売」というイメージをお持ちの方や、POLAのお仕事をご存知ない方も数多くいらっしゃいます。そういった方々に「今」のPOLAをご覧いただき、魅力に感じていただければ嬉しいですね。ママだけでなく、たくさんの女性がPOLAで働いてくれることを願っています。
-女性が中心の職場において、男性であるお二人が大切にしていることや、働く女性に対してできることは何ですか?
大塚:私は「仕事で感じた喜び」を、一緒に働く女性の皆さんと分かち合い、成長につなげることを大切に考えています。お互いに「嬉しかったこと」を話す中で、「どうしてこの目標が達成できたんだろう」「今までの自分とは何が違ったんだろう」という、ご本人も自覚していない成長に対する「気付き」のきっかけが生まれるよう、日々の仕事に取り組んでいますね。
田中:私がPOLAで働きながら感じるのは「信頼感」と「愛」にあふれた職場環境だということ。先輩方が長い時間をかけて培ってきたものであり、それが「POLAらしさ」だと思っています。だからこそ、普段から、女性の感情に寄り添い、共感しながら仕事をするように心がけています。これまで築き上げた「ビューティーディレクター」との「信頼」をベースに、これからもより多くの方々へ「キレイ」を一緒にお届けしていきたいですね。
POLA×ママのままプロジェクト
ビューティーディレクターのホンネ