2019.09.10
栗山忠司さん (九州電力株式会社大分営業センター長)
「ずっと先まで明るくしたい」をメッセージとして掲げ、未来を担う子どもたちに地球に優しいエネルギーを届けている九州電力。電力の小売り自由化や、人口減少や少子化などを時代の変化と共に変わりゆく環境の中、すべてのお客様とface to faceで接し、電力だけでなく、お客様の生活を支えるようなサービスを発信していくことを目指している。今回は九州電力株式会社大分営業センター長の栗山忠司さんに、九州電力が行っている子育て中のママやパパにとっての嬉しいサービス、地域貢献活動などをはじめ、日々の暮らしをサポートするさまざまな取り組みについて詳しく話を伺った。
―九州電力さんには子育て世帯に向けた料金プランがあると伺いました。
子育て世帯には「すくすく赤ちゃんプラン」をおすすめしています。今年4月に発表した料金プランで、3歳までのお子さんがいるご家庭の5月分の電気料金を10%割引するというものです。5月にはこどもの日もあるので、こどもの日割引という意味を込めているんですよ。0歳でお申し込みいただけば3年間、2歳で申し込めば2年間適用。第2子が生まれれば再び0歳から料金面でのサポートが受けられます。そのほか、「IJUターン応援プラン」という、九州に移住すると電気料金を1年間5%割引するお得なプランもご用意しています。
―電力サービスだけでなく、少子化問題や地方の過疎化など、社会問題の解決にプラスになるような取り組みをされているんですね。
地域社会が抱える問題に対し、少しでも役に立ちたいと思って尽力しています。子どもたちの自然を大切にする心を育成するためにも、以前から「Qでんみらいスクール」というさまざまな学びや体験の場を提供するイベントを開催。出前授業やエコマザー活動で紙芝居を使って環境問題について伝えたり、体験型の実験イベントなども定期的に行っているんです。エネルギー環境講演会や出前授業、エコマザー活動などは、個別にご依頼いただければ無料で対応いたします。
―体験型イベントでは具体的にどんな活動に取り組んでいるのですか?
「子どもに森を大切に感じてほしい」、「未来に森を残していきたい」との思いから開催する「きゅうでんプレイフォレスト」では、小高い丘のような場所で「わくわく木登りツリーイング」を行ったり、流木でフクロウを作ったりと、子ども心を刺激するプログラムを企画しています。また、由布市湯布院町にある「くじゅう九電の森」で、森林観察を行ったり、木を切り出したり、間伐材を使った黒板作りに挑戦したりと、森林学校のような取り組みを。五感を使って子どもたちの“自然を大切にする心”を育むことが目的です。これら体験型イベント以外にもボランティアとして地域の方々と、竹田市・坊がツル湿原の野焼き活動、岡城趾の石垣の除草作業や、日田市三隈川周辺の清掃活動も行っています。
― ママ向けのサービスや様々な子育てサポートの幅広さにとても驚きました。
ボランティアは昔から行っていましたが、子育て層へのサポートは、電力の自由化が始まり、お客さまに引き続き九州電力を選んでいただきたいとの思いから取り組むようになりました。料金プランやサービスでより良いものをお届けすることはもちろん、それだけではなく、皆さまの暮らしに寄り添い、ライフスタイルをサポートすることで、お客様との絆が生まれ、電力プラスαの魅力で電力会社を選んでいただきたいと考えています。そのためには、すべてのお客様とface to faceで接し、生活を支えていけるようなサービスの充実をもっと図っていきたいですね。
―今後の目標などはありますか?
さまざまなイベントの中でサービスや取り組みをPRしたり、週末に商業施設で行なっている一日営業店(営業イベント)で宣伝したりしているのですが、なかなか周知させられていないのが現状です。多くの人に私たちのサービスを知っていただき、お客様のより良い暮らしをサポートしていきたいですね。
九州電力株式会社
https://www.kyuden.co.jp/