仲間にエールを送り
チャレンジ宣言で一歩を踏み出す
修了式当日は、23名(うち4名はオンラインにて参加)が参加。これまでの社会経験や家事・育児経験は立派なキャリア。その経験を、仕事にも自分の人生にも活かせるよう、全5回の講義とグループワークを行い、キャリアコンサルタントの講師陣たちの話や体験談、座談会などを通じ、多様な働き方を知るヒントを見つけることができたようです。
当日ファシリテーターを務めたのは、キャリアコンサルタントとして、また企業の採用支援や女性活躍推進のアドバイザーとしても活動の場を広げる「ウィズキャリア代表」の森脇淳子氏です。
「学びを共にした仲間同士でエールを送り合い、セミナーで得たものを次の一歩に繋げてほしい。今日はチャレンジ宣言をする日です。皆さんのコミュニケーション力は高く、未来を見ることができる人たちと感じた。未来を想像・妄想してもっと大きな未来を掴んで欲しい」と挨拶。「森脇先生はまるでお母さんのように暖かく見守ってくれる存在だった」と感想を述べてくれた参加者もいました。
当プロジェクト代表の佐藤より「今から経験することで、これまでの過去は塗り替えられる。女性が選択を迫られた時、少しでも満足度の高い選択肢が広がるよう、数年前にこの『Will be』を始めた。皆さんのこの先のヒントになることができていたら嬉しいです」と挨拶。
その後、これまでの振り返りや、夢、目標、悩みなどをグループトークで共有。修了証書授与の際に宣言する発表する「Will be(なりたい自分)」を頭でまとめながら、用紙に書き込んでいました。
そしていよいよメインイベントの修了証書授与式へ。一人ずつ名前が呼ばれ、証書を受け取り、それぞれの「Will be」を皆さんの前で発表しました。緊張しながらも、これまでの振り返りやセミナーに参加した理由や感想、なりたい自分像を熱く語っていました。そのチャレンジに対して仲間一人ひとりが書いた応援のメッセージが、発表した参加者に届けられました。
毎回、この発表を聞くたびに感じるのが、紆余曲折様々な人生の中で、みんなここまで一生懸命に生きてきたんだなぁ…ということ。激変するライフステージの中、それぞれに悩み、もがきながら進んできたと思うと、つい目頭が熱くなってしまいます。やはり、女性は強くたくましく、そしてしなやかだ!と実感する瞬間です。今回の参加者の皆さんは、そんな逆境の中でも前向きに、笑顔を絶やさす突き進んできた、元気オーラに包まれた女性ばかりでした。
受講生の皆さんが宣言した「Will be」
- ●絵が好きでデザインの世界に入り仕事をしているが、改めて今の仕事が好きだと実感できた。スキルをもっと上げながら、デザイン、アートの世界を広げつつ、収入に繋げていきたい。
- ●家族を大事にしながら、ありのままを受け入れ自分のことも大事にしていきたい。今の占いの仕事をもっと広げていきたい。
- ●これまで自分が経験したことを、誰かのハッピーのために役立てたい。様々な人生を送ってきた女性たちの応援ができたら。
- ●ずっと闇の中にいたが、やっと0スタートができたと思っている、このタイミングで皆さんに会えたことに感謝し、参加を決めた自分を褒めてあげたい。悩んでいる女性たちにエールを送るとともに、私も頑張ろう!と思う。
- ●セミナーに参加し、モヤモヤがはっきりした。仕事を辞め市政を目指すことになり、ここで出会った女性たちの思いも知ることができたので、女性の声を市政に届け、多様性のある街づくりに貢献していきたい。
- ●結婚以来専業主婦だったが、10年かけて資格を取得した。今スタートラインに立ち、まだ先は見えないが変化を楽しみつつ一歩ずつ進んで行きたい。
- ●大分の折り紙の先生になりたい。折り紙講師の資格も取得したが、このままでいいのか悩んでいた。これまでやってきたことは無駄ではなかったとわかった。活動の幅を広げ、折り紙といえば私という存在になりたい。夢はオリジナル折り紙の本を出版すること。
- ●食のバリアフリー化を目指したい。食べることに制限がある人たちが暮らしやすい仕組みづくりを。自分たちも過ごしやすく、他人も気持ちよく過ごせる社会になる手助けができたらと思う。
- ●自宅サロンを開きスタートしたが、セミナーに参加し方向性が明確になった。別府が好きなので、地元の人や観光客に向け、リラクゼーションできるデイスパを開くのが夢。
- ●先はわからないけど、何事も楽しく進んでいきたい。
- ●障がいを持った人たちと共存できる、多様性のある社会を目指したい。
- ●長年看護師として働いてきたが、結婚し出産後に退職。再び自分を見つめ直したいと参加した。私にも何かができると思えるようになった。
- ●多くの人を幸せにするセラピストを目指したい。5年後、10年後の家族の幸せも見据えながら、多くの人たちとこれからも出会っていきたい。参加者の方は皆さん、陽のオーラを持った前向きな人ばかりだった。この出会いに感謝したい。
- ●まだ具体的にはなってないが、自分がすることで幸せを感じてもらえる仕事をしたい。やりたい仕事を見つけるヒントもいただき、多くの人に出会いたくさんの学びがあった。これからのテーマは人と出会うこと。小さなことからでもいいので、一歩踏み出していきたい。
- ●生きるための終活を周知してもらう仕事をしている。これからももっと、ママたちにも知ってもらえるよう、皆さんに役立つ活動をしていきたい。
- ●看護師の仕事をしているので傾聴することが得意。音楽活動もしているので、自分の信じる道を突き詰めて音や言葉に乗せ、言葉を伝えられる言葉の魔術師になっていきたい。
- ●産前産後のケアを大分にもっと広めたい。自分が辛い経験をしたので、その恩返しができたら。幸せと心身の安定は繋がっているという話を講義で聞き、腑に落ちた。海外に比べるとまだまだ日本では遅れているので、周知活動もしていきたい。
- ●ママ友が個人事業主で、自分や子どもに合わせて働く姿をみて、自分も職場を退職。個人で活動するには人との縁が大事で、出会う人により考え方もブラッシュアップされる。今回参加して、凝り固まった自分がほぐれていった。考えすぎる傾向にあるので、ポジティヴに行動していきたい。
- ●自分の幸せが、他の幸せや果ては世界の幸せに繋がると思う。エンタメ中心で面白いものを形にしていきたい。
- ●現在育休中だが、思い通りにならない日々にネガティブになっていた。復職への不安もあり参加。いろんな考え方を知ることができ、前向きに考えられるようになった。前向きに自分を見つめ、過去も自分も、これからの自分も好きになれるよう、月に2時間ぐらいでも自分を褒める時間を作りたい。
- ●好き嫌いの気持ちを、自分で解決できる人になりたい。子ども中心で、つい自分が後回しだったが、嫌なことを自分できちんと受け止めて、考え方を変えたら行動が変わった自分に気づいた。
オンラインで参加してくれた方の発表も終わり、修了式は終了。
最後は、会場にいる全員で記念撮影。修了証書を手にする皆さんの晴れやかな顔がとても印象的でした。
その後は交流会へ。名刺交換したり、話し足りなかったことを話したり、別れを惜しむかのように積極的に交流している様子でした。
参加した理由も人それぞれ。一人ひとりに素晴らしい人生や夢、目標があるということはとても素敵なこと。なりたい自分「Will be」になるため、さらに一歩踏み出す勇気と、ここでの学び、出会いをこれからも大切にしてくださいね。
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