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「Woman NEO」Vol.9

「Woman NEO」Vol.9

シリーズ記事 2020.12.25
#コロナ過#仕事や生活の変化#自分の時間#働きやすい環境

仕事や生活の変化を調査②
 新型コロナウイルスの感染拡大は、大分で働く女性たちにどんな影響を与えているのでしょうか。WomanNEO事務局は、働き方や仕事に対する意識の変化についてアンケート調査を実施し、30人から回答を得ました。11月に続き、全国調査の結果と併せてその内容を紹介します。

家族や自分の時間大切に

内閣府が6月に発表した「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」によると、就業者のうち、仕事への向き合い方などの意識が変化したという人は57%で半数を超えた。生活を重視するように変化したという人は50%だった。

県内の女性へのアンケート結果からも、意識の変化がうかがえる。テレワークなどを経験し、仕事優先の考えを変えた人も少なくない。

○思っていた以上に「働き方」は自由が利くものだと感じた。勤務地にとらわれず、プライベートを大切にしながら働いていきたい(20代、正社員)

○フルタイムにこだわらず「パート勤務でもよいのでは?」と思うようになった。家族との時間、自分の時間を大切にしたい(40代、契約社員)

○体調優先で「無理はあまりしない」と思うようになった(40代、契約社員)

○テレワークでは普段の働き方が上司らに見えにくい分、より成果を出さないといけないと思うようになった(30代、準社員)

など、仕事に取り組む姿勢を見直した人もいた。

テレワークについては継続を望む声が多かった。

○移動のタイムロスが減るし、遠隔の相手とも仕事ができる。特に働く女性は工夫次第で時間をうまく使えると思う(40代、正社員)

○会社に行かなくても仕事ができることが分かった。テレワークと会社の出勤をうまく組み合わせて、働きやすい環境を自分でつくっていきたい(30代、正社員)

リモートでもっと自由に

今後の職場や社会に希望することとして、多くの人がテレワークなどを推進する仕組みづくりを求めている。

○テレワークを行う上での環境整備、残業などの適正な管理を希望する(20代、正社員)

○労働時間の長さではなく、成果や効率を重視する働き方に変わってほしい(30代、正社員)

○働く場所がもっと自由になり、家族の転勤についていく人も、今の職場を辞めなくて済むようになればいい(30代、正社員)

○子育てや介護中の人、持病や障がいのある人たちの、多様な働き方を可能にするリモートワークがさらに普及し、使いやすくなってほしい(30代、正社員)

中には、依然として男女の働き方に差があるという意見も。

○女性(母親)の働き方への理解は広がったと思うが、男性はいまだに長時間労働。それでは家での女性の負担が減らないし、社会で活躍できる人は増えないし、少子化も解消しない(30代、準社員)

男女同時に働き方を見直す必要性を指摘している。

今回の感染症拡大前に比べて、仕事への向き合い方などの意識に変化はありましたか。
はい 57%
いいえ 32%
わからない 11%


今回の感染症拡大前に比べて、ご自身の「仕事と生活のどちらを重視したいか」という意識に変化はありましたか。
生活を重視するように変化 50%
変化はない 40%
仕事を重視するように変化 5%
わからない 4%


※内閣府「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」を基に作成
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