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「Woman NEO」第6期Vol.2

健康について考え
自分の体を知ろう

シリーズ記事 2024.07.23
#大分県内企業の取り組み#大分#株式会社 ドコモCS九州 大分支店#セミナー#株式会社地域科学研究所

Woman NEOは6月18日、大分市の大分合同新聞社でセミナー&交流会を開きました。大塚製薬ニュートラシューティカルズ事業部九州第一支店(福岡市)で女性の健康推進担当をしている中山侑紀さんが「働く女性の健康について~もっと知ろう!ライフステージとわたしのカラダ」と題して話しました。24人が聴講し、交流を深めました。セミナーの要旨を紹介します。

(プロフィール)
中山侑紀さん(なかやま・ゆき)

大学・大学院でスポーツ健康科学を学び、2015年に大塚製薬入社後、健康維持増進のための製品を展開するニュートラシューティカルズ事業部に配属。大阪で営業や販売促進を経験したのち、2016年から「女性の健康推進担当」として関西地区を担当し、今年度から九州地区を担当している。

月経周期を把握し
月経前症候群を乗り切る

女性の健康には女性ホルモンのエストロゲンが大きく影響しています。女性が女性らしくあるためのもので、小児期から老年期までのライフステージによって、エストロゲンの分泌量が大きく変わります。女性が一生で出す女性ホルモン量はティースプーン1杯分ほどですが、女性の体に大きな変化をもたらします。
月経前症候群(PMS)は月経前3日~10日間の黄体期に続く精神的あるいは身体的な症状で、月経発来とともに減弱・消失するものです。大塚製薬の調べでは、月経前の症状が原因で仕事を辞めようと悩んだり、昇進の辞退を考えたりした人は6割近くいます。月経周期や症状を記録すれば、イライラしても、月経前だからと客観的に理解し、自分を肯定できます。食生活に関しては朝食を取って低血糖を防ぐことも大切です。現代女性は昔に比べて月経回数が約10倍になり、ひどい月経痛などで日常生活に支障をきたす月経に関するトラブルが増えています。

妊娠前から生活習慣を改善
プレコンセプションケア

将来の妊娠、出産を見据えた若い世代のヘルスケア「プレコンセプションケア」が話題になっています。妊娠前から、女性が夫・パートナーと一緒に自分たちの生活習慣を見つめ直し、今の健康はもちろん、将来の自分たちや赤ちゃんの健康につなげていくことです。若い女性のやせすぎが重要な課題になります。お母さんがやせていると、胎内で飢餓状態の赤ちゃんが脂肪分や糖分を吸収しやすく、成人してからの肥満につながります。毎日、同じ時間に体重を測り、食事内容をメモすることで、体重管理に努めましょう。胎児のために妊娠前からの葉酸の摂取も大切です。

定期的な婦人科検診で
早期発見、早期治療を

子宮頸(けい)がんは20歳くらいから急激に増え、30代でピークを迎えます。子宮体がんはホルモンバランスの影響が大きな原因といわれており、50歳くらいが最も多いです。乳がんは9人に1人が罹患(りかん)しているといわれ、発症しやすい年齢は40代後半から60代です。いずれも早期発見、早期治療が非常に重要です。
女性は女性ホルモンが急激に低下する50歳くらいで閉経を迎え、その前後10年間を更年期といいます。日本人に多い症状としては肩こりや疲れやすさ、のぼせなどが挙げられます。その後、動脈硬化などの生活習慣病にも関わってきます。詳しくは大塚製薬のPMSラボ、更年期ラボのサイトにアップしています。自分自身の心身機能が変化していることを自覚し、規則正しい生活、バランスの取れた食事、適度な運動を取り入れましょう。かかりつけ医を持ち、定期的な検診をしてください。

株式会社 ドコモCS九州 大分支店


情報通信業のドコモCS九州は、多様な働き方を導入し、福利厚生や研修制度の充実で社員が活躍できる環境を整えている。
入社3年目の園田花瑠菜さんは、熊本県菊陽町出身。中学時代に熊本地震を経験し、「インフラを支える仕事で人の役に立ちたいと思った」と入社の動機を話す。


2022年秋から大分支店ネットワーク部で、携帯電話の電波状況の調査や、電波を増幅する機器の設置などを担当している。1~3年目の社員にメンター制度があり、悩みなどの相談に乗ってくれる先輩社員の存在が「心強い」という。最近は電気通信主任技術者の資格取得に向けて勉強中。「自分の仕事の幅を広げたい」と意欲を語る。


 1日の労働時間を柔軟に調整できるスーパーフレックス制度を活用したり、独自の制度を使って連続休暇を取得したりしてリフレッシュの時間も大切にしている。「将来、結婚や出産などでライフスタイルが変化しても、制度が充実しているので安心。長く働き続けたい」と笑顔を見せた。



大分市金池町1-4-1 ドコモ大分ビル
TEL097-532-1182
http://www.docomo-cs-kyushu.co.jp/

株式会社地域科学研究所


Social Impact(ソーシャル インパクト)事業部主任の黒木瞳さんは、自社開発の資産管理システムを活用して、自治体のEBPM(根拠に基づく政策立案)関連資料や、保有資産の経営戦略などの作成を支援している。


2016年に入社。昨年5月から産休に入り、翌月に長女を出産。今年4月にフルタイムで復帰した。地域科学研究所には子育てと仕事の両立を目指す社員をサポートするさまざまな制度があり、育休や子どもの看護休暇など、男女を問わず活用できる。子育て世代が多く働く職場には互いに支え合う雰囲気もある。
「子どもの急な発熱で休まなければならなくなった時に、上司や同僚がフォローしてくれる」。以前は一人で仕事を抱えがちだったが、業務の進行状況などを共有する大切さを実感している。


 「自治体と一緒になって、住民の方々の笑顔のために課題解決に取り組む仕事にやりがいを感じている。これからどんどんレベルアップして、会社の中核的存在になっていきたい」と決意を新たにしている。



大分市東春日町1-1NS大分ビル4階
℡097―536-0076
https://www.chklab.com
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