2018.08.07
永冨調剤薬局おくすり相談会
平成30年7月18日(水) 大分市明野の明治明野公民館にて『おくすり相談会』が開催され、ママアンバサダーの萩尾明日香さんにレポートしていただきました。 集まってくれたのは10名のママ達+子ども達7名。 そして永冨調剤薬局さんからは 野上さん(薬剤師)・多田さん(薬剤師)・板井さん(管理栄養士)・橋本さん(看護師)の4名。 普段は窓口越しにしか話すことのない関係の両者、果たしてどのように会は進んでいったのか…!?
今回の会場は和室。
赤ちゃんやちびっ子達が思い思いに遊んでいる中、皆で輪になって座り、相談会はスタート。
まずはママ達の質問から。
・薬のやめ時っていつ?
・離乳食がマンネリ化してしまう
・細身の我が子を太らせたいけどどんなメニューがある?
・イオン飲料の正しい飲ませ方は?
などなど。
それぞれ専門の方が丁寧に答えてくれるので、とてもわかりやすい!
なかでも特に興味深かったのは
「苦い薬を嫌がるんだけどどうすれば…?」
の回答でした。
「味のごまかしが利かない年齢ならばプレパレーションという方法があるんですよ」
と教えてくださったのは多田さん(薬剤師)。
プレパレーションとは日本語で『心の準備』。苦痛を伴う処置や苦い薬について、事前に子どもが理解できるように説明すると、子どもが本来持っている頑張る力が引き出されて治療や服薬に協力的になる、というお話でした。
あの手もこの手もダメ…と悩んでいたママにはまさに救いの一手。こんな方法があるなんて…!と皆で感心感激したのでした。
そして次は…永冨調剤薬局さんから、ママ達への質問!
「ママ達が喜んでくれる薬局のイベントってどんなもの?」
高齢者向けイベントなら、歩こう会などがあるものの、ママ達は何を望んでいるのかを知りたい!との事でした。
そこで出てきた答えは…
「工作教室!」
「早速だけど、プレパレーションの紙芝居!」
「部屋いっぱいに新聞ビリビリ破り放題投げ放題遊び」
「ママ達がおしゃべりする場(託児係付き)」
などなど。
永冨調剤薬局さんとしては、
「えっ?!おしゃべり?そうなの?それでいいんですか?」
と拍子抜けする回答だったようです(笑)
。皆を喜ばせるには大がかりなイベントでなければ…と考えていた永冨さん。
誰かとゆっくり話せるだけで十分嬉しい…と思っているママ達(特に新米ママ)。
なるほど、話してみて初めてわかる事ばかりでした。
話せば話すほどに永冨さんチーム・ママチームの距離は縮まり、最後は会場全体、皆の距離が近くなっていました。
終始ママの意見に熱心に耳を傾けてくれていた永冨さんチーム。
『患者さんを笑顔にしたい』
『地域のおくすりやさんでありたい』
『イベントなどでもっと薬局を身近に感じて欲しい』
『もっと薬局を頼ってくださいね』
という思いが伝わってきました。
これからは必要以上に遠慮せず、気になることは聞いてしまおう。永冨さん達は、いつでもうさぎの耳。しっかり私達の声を聴いてくれるんだ!と思えた会なのでした。
偶然にも、我が子達のかかりつけ小児科の隣には永冨調剤薬局さんがあり、我が子達はずっとその店舗にお世話になっています。
遠方の病院にかかっても、いつもの店舗で調剤。とてもラクです(笑)
。
「お姉ちゃんのがうつっちゃったのかな?」
「妹さんは元気になりましたか?」
薬剤師さんからのお言葉は、看病疲れの身にジュワーッと染み入ります(笑)。
長年に渡り家族の健康状態を丸ごと把握してもらえている安心感は『かかりつけ薬局』だからこそ!!なんですね。
取材:萩尾明日香